『グラサージュ』解説

https://youtu.be/l2KmEIet3l0

新曲PV『グラサージュ』はもう観てもらえただろうか?もし、まだだという人がいたら、そんな不届き者がいたら、この曲と映像について軽く解説するので、これを読んでから観てもらいたい。

<曲について>

以前にも書いたが、もう少し掘り下げて振り返っておこう。メロディーは30分足らずで形になった。頭では「激しいのを作りたい」と考えていたのだが、頭で考えているのとは真逆の物が出てきた(よくある事だ。今に始まった話ではない)。日本語詞を付ける前の段階、英語のようで英語でない英語で歌っている段階ではものすごくビートルズな感じ、レノンな感じだったのだが、案の定、日本語詞を乗せた瞬間にビートルズ臭が抜けて「和田怜士の曲」になった。曲を作っている時、頭の中でずっと鳴り響いていたのはストリングスの音だった。これは『SURFBLUE』を作っていた時と同じ現象で、トータルタイムが短いことも相俟って、良い曲になることを直感することができた。ヴォーカルについては、普通ならファルセット(裏声)で歌うだろうところを、俺はファルセットが全くもって出ないので、シャウトで乗り切っているが、これまたよくある事で、今に始まった話ではない。これはこれで和田怜士スタイルなのだ。

<歌詞について>

「ラヴソングではない」としか言えないのだが、勘の良い読者なら、先日の記事『40➡︎30』を読んでピンと来たんじゃないかと思う。あの文章がヒント…っていうか答えだったりする。

<映像について>

高校時代、郵便局で働いて買ったエレキギターを背負って、毎日のように通っていたスタジオ「PISE」に舞い戻って撮影した。スタジオには店長(俺は昔から「先生」と呼んでいる)が収集したアメリカンテイストなアンティーク雑貨がいっぱい飾ってあって、独特な雰囲気があるから、どこから撮っても面白い絵が撮れてアングルに困ることはなかった。なので、これまで撮ったことのない真横からのアングルで撮ってみた。それから、映像全体を実際より少し明るくして、照明が微妙に揺らぐようにエフェクトをかけてある。ギターは、スタジオでギター教室があって、その時に生徒さんに貸し出しているヤマハのギターを貸してもらった。マイクで拾った音をヴォーカル用のスピーカーから出している。

<おまけ>

これまでに作った49曲の中で5本の指に入るくらい歌うのが難しい曲である。


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