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昨夜のライヴ

ステージに上がる時、私の頭の中には、自分でも不思議なくらい、「次」がない。だからと言って、毎回、「これが最後」などと思い詰めてやっているわけではないのだが、でも、それでも、私の頭の中に「次」がないのは事実で、それは昨夜のライヴについても同じことが言えて、ギリギリのところでギターを弾き、歌って、完全燃焼した。最後、ギターに頭をもたれかけてしまうくらい出し尽くした。ライヴの後、体力が1ミリも残っていなかった。何も残っていない身体に流し込むビールの味は、この世の飲み物の味ではなかった。

<セットリスト>1.未来へ   2.負け犬レッテル   3.バタフライ   4.flowers in the dirt   5.果物をてんこ盛った巨大なケーキ   6.青空   7.孤高


トリはバニーさんだった。バニーさんお得意のロックンロール系の曲を一切やらなかったのに、そして、4曲しかやらなかったのに、完全にワールドにもっていかれた。4曲目だけバンド編成だったのだが、これがまた本当に素晴らしかった。

バニーさんのライヴが終わった後に飲んだ液体の味は、ビールの味だった。


戦友復活!!

私と約10年間、活動を共にした戦友、平田剣吾くんがブックエンズというバンドに加入して遂に復活。昨日、梅田のムジカジャポニカでライヴがあり観てきた。

剣吾くんがステージに立つのは6年ぶりのこと。そして、私が客席に座り、剣吾くんがステージに立つというパターンは初めてのこと。

お馴染みのジャズベ。指弾き。音数の多さを感じさせない滑らかさがあり、無駄な自己主張がなく、楽曲の邪魔をしないベースラインーまさに、剣吾くんの音。バンド時代、私の曲を支え続けてくれたあの低音が柔らかくうねっていた。

「ホンマに復活しよったあ!」という言うに言えない喜び。感慨。その爆発。

ライヴを観終えて、地元へ帰ってきた私は居酒屋へ直行。「剣吾くんの復活に乾杯!」と言って、我が奥さんと酒を酌み交わした。

一緒にバンドをやるわけではない。でも、彼の復活は間違いなく、私の音楽を向上させてくれる。

戦友とは、好敵手とは、つまり、そういうもの。

音楽をやるために生まれてきたとしか思えない人間がまた一人、ステージに帰ってきた。

万歳!!


あと6日

ミック・ジャガーとキース・リチャーズが産み落とした子供が世界中にいます。そのうちの一人がバニーさんです。

ジョン・レノンとポール・マッカートニーが産み落とした子供も世界中にいます。そのうちの一人が私です。

親同士がいまだに闘っておりますが、子供は子供で、親の遺伝子には逆らえず、闘っております。ストーンズの子供とビートルズの子供の勝負。悪いライヴになるわけがないでしょう。

7/27(木) 扇町para-dice

<開場/開演> 18:30/19:00
<前売/当日>¥1200(1drink別)
<出演順>
Tommy☆ヨシ
唯華
和田怜士
いち(東京)
バニーマツモロ


拝啓 ライヴハウス様

たまに、ライヴハウスとの関わり方を考える。

私は、「出てやってる」なんてエラそうなことはこれっぽっちも思っていない。ただ、「出させてもらってる」とも考えたくないと思っている。金払ってないならまだしも、金払って出てるわけで、私は、ライヴハウスからしてみれば客で、客を呼ぶ客なわけで、そりゃ、出来るだけ仲良くしたいという気持ちはあるけど、だからと言って、無駄に頭を下げる必要はないと思っている。対等な立場で関わり合えたら、それが一番。でも、この「対等な立場」というのを、ライヴハウス側が嫌う傾向にある。

一般の人はあまり見る機会がないと思うのだが、バンドマンはライヴの後、ライヴハウスの人と清算を兼ねた面談、ミーティングをする。

大抵、合わせた膝の上に手を置き、背中を丸めて座っているのがバンドマンで、足を組み、背もたれありきな座り方をしているのがライヴハウスの人である。ライヴハウスの人は座っているのに、バンドマンには椅子が用意されておらず立たされている場合さえある。

私はそういうのを何度も見てきたし、してきたから、もう二度とごめんだという気持ちが根深く、強い。

必要最低限のプライドを懐に忍ばせて、あくまで対等に。

対等に。

バンドマンが変わらないとライヴハウスは変わらない。ライヴハウスが変わらないとバンドマンは変わらない。バンドマンとライヴハウスが変わらないと音楽が変わらない。

音楽が変わらない。


あと13日

⬆︎photo by shan-shan

次のライヴまで残すところ2週間を切った。今回はブルース系の曲を外して、1にメロディー、2にメロディー、3、4がなくて5にメロディーでいく。

リプライズ時代にたまにやってたけどソロ転向後は一度も演ったことがない、私が書いたものの中で最も展開が激しく最も難易度の高い「負け犬レッテル」という曲をやろうと思っている。それから、和田怜士版「don’t look back in anger」と言えなくもない「青空」もやるし、15年前、アルファベッツの解散ライヴでラストを飾った「孤高」も久々にやる。

要するに、勝ちにいく。

7/27(木) 扇町para-dice

<開場/開演> 18:30/19:00

<前売/当日>¥1200(1drink別)

<出演順>

Tommy☆ヨシ

唯華

和田怜士

いち(東京)

バニーマツモロ


かけがえなさすぎ

最近、ライヴハウスで、二人の素晴らしいアーティストと知り合った。二人とも私より一回り年上なのだが、バリバリの現役で、ロックンロールをこよなく愛し、しのぎを削って、お互いのライヴに頻繁に足を運んでいる。とにかく仲が良い。聞けば、高校時代からの付き合いだという。羨ましい。

私も小学生時代からの友人や、中学生時代からの友人は多い(なぜか高校時代からの友人はいない)…つもりだったのだが、だんだんと疎遠になってきて、半数以上が、30をまわってから縁が途絶えてしまった。ま、そうなってしまったのは誰のせいかといえばいちいち私のせいで、自業自得と言ってしまえばそれまでなのだが、よくよく考えてみれば、悲しいことだし、もったいないことだと思う。

話を戻して…冒頭の二人には、お互いに「お前だけには負けん!」という気持ちと、「お前が頑張ってるから俺も頑張れる」という気持ちの両方があるんだろうと思う。これはたぶん、幼少からの付き合いで、砂場で一緒に遊んだ記憶さえあるというミックとキースも同じなんだろうと思う。

私には、「いかにより良い人生を送るか」ということについてしのぎを削る幼馴染みなら、有難いことにいるが、「同じ夢を追う」幼馴染みとなると、かつてはいたような気もするが、今はもう、いない。

考えてみれば、残念なことである。


僕は海賊

昨日、久々に映画館へ行き、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作を観てきた。

私にはヒーローが何人かいるが、その中で唯一架空の人物なのがジャック・スパロウ。ジョニー・デップは別にどうでも良くて、ジャック・スパロウが好きなのである。

めちゃくちゃ面白かった!相変わらず、船がグワァーと飛び出すように出てくるシーンには震えたし、巨大な海軍の船の砲撃を浴びて海賊船がじゃんじゃんじゃんじゃん沈められていくシーンは涙が出るほど悔しかったし、何より、ジャックの登場シーンが最高だった。それから、途中、ポール・マッカートニーがジャックの叔父さん役で出てきて、ちょっとだけビートルズの曲を歌ってたのも感動した。キースが親父でポールが叔父さんって…。

というわけで、今日の私、気分は完全に海賊。クロールで25M泳げず、息継ぎのたびに水を飲み込んでお腹がいっぱいになってしまう海賊。

ちなみに、私が主宰してるレコード・レーベル『海賊ライチ』の「海賊」は、「海賊盤」の「海賊」であって、ジャック・スパロウ的な、あっちの海賊ではないんだけれども、それにしても、良い名前を付けたものだと思う。ロックやってる人間って、いわば、音楽界の海賊で、だから、キースやポールが海賊を演じることに違和感を感じないんだろうし、だから私は、海賊船がじゃんじゃんじゃんじゃん沈められていくシーンが我が事のように悔しかったんだな。

船を沈められて海に放り出された海賊たち、みんな、バッハみたいな頭した海軍の奴らに撃ち殺されてたよ。


7777

昨日、職場にあるこの自販機でコーヒーを買ったら、7が4つ揃った。

人生初の快挙だったので、気が動転して自販機の前でくるくる回っていたら、偶然そこを通りかかった先輩の女の人が、「アンタ、それ、そないに喜ぶことか?」と言って笑った。

人を笑っておきながら、私が興奮気味に「差し上げますから1本好きなん選んで下さいっ!」と言うと、先輩は「えっ!ホンマ!?ど〜れにしよっかなあああああ!」と言って自販機の前に駆け寄り、腕を大きく左右に広げてウエーブさせながら、スキップのできない幼稚園児のようなステップを踏んで真顔で踊り始めた。と、そこへまた別の女の先輩がやってきて「早よ選ばんかい!」と言った。

世の中のどこに大人がいるんだろうと思った。


MY BIG MOUTH (is not big mouth)

昨日、通算11作目『遅れてきた孤高の台頭』(7月27日発売)のパッケージングを開始した。

私は、本来アコギ一本ではやれないだろうことをやっているーと自負している。

様々な試行錯誤を経て、自分の思う形に辿り着いた瞬間、結実の瞬間をノーカットで記録したのがこの作品。ミスも、ミスを気合いで捩じ伏せている部分も、全て赤裸々にぶち込んである。

ここにあるのは、前人未踏の音楽。私自身、色々な音楽を聴いてきたけど、こんなのは聴いたことがないんだから。

もう、その辺の奴らとは、比較されるのも嫌だ。私は、私の中で、ジョン・レノンやカート・コバーンと闘ってきた。今後も、振り払われないように、全力で食らい付いていく。

だから頼む。「音楽」という言葉の表皮。見たまんまの薄皮の部分だけを都合よく信じて、口を開けば「楽しい」としか言わない、仲良しこよしすることにのみ長けた、本当に音楽が好きな人間からしてみれば目障りでしかない同好会ノリの奴らと一緒にしないで欲しい。

何事も、「楽しい」に終始している間は本当に好きとは言えないし、「好きこそものの上手なれ」で、本当に好きになれない間は、何事も、上達しないと思う。