今日は今日で兵庫県立美術館で「怖い絵展」を観てきた。
<レディ・ジェーン・グレイの処刑>(写真下はその一部をパネル化したものと私)と、<踊り手の褒美>と、ムンクが描いた<マドンナ>が特に良かった。中でも、やはり、レディ・ジェーンがヤバかった。
運命に翻弄されて、何がなんだかよくわからないまま反逆の罪を着せられて処刑されることになった16才の女の子の姿には取り乱す余裕が感じられず、死ぬことの怖さではなく「?」だけがあって、それが、何とも言えず儚くて綺麗だった(今回、目玉となったこの絵に添えられたワンフレーズ「どうして。」は秀逸だと思う)。
帰宅後、ストーンズの「レディ・ジェーン」を聴いたのは言うまでもない。
怖い。というより
ストーリーがあって面白い絵がたくさんありましたよね。
「綺麗なグロテスク」っていう感じの絵が多かった中で、唯一、ただひたすらに「気持ち悪い」と感じたのは、手袋の連作でした。
あれは気持ち悪かった。何とも言えず気持ち悪かった。