my first guitar

実家で物品整理をしていたら出てきたmy first guitar。中学の時、ストーンズの初来日公演を観て脳みそ爆発した勢いで押し入れから引きずり出してきて夢中になって弾いたやつ。ホールを覗き込むと筆字で「全ての音楽愛好家に捧ぐ」みたいな事が書いてある得体の知れない日本製。徹底的に自分の物にしたくて大阪城ホールにジョージ・ハリスンのライブを観に行った時に買ったさほど好きでもないエリック・クラプトンのステッカーを貼ったり、ジミー・ペイジのシンボルマークを描いたり、左肩の部分に何だかよく分からない塗装を施したり、無意味にロッドカバーをはずしたりした。でも、もう必要ない。場所を取るし心苦しいが破棄せねば…と思っていたら親戚が引き取ってくれる事になった。いとこの娘さんがギターを弾いてみたいのだそうだ。

楽器ってホント上手いこと命拾いしよる。


素晴らしき太田ヒロシのウクレレ世界

実はブログを休止してる間にある人から助言を受けて、YouTubeで観てもらえる各動画の説明欄に歌詞を載せておいた。一切公表しなかったから誰も気付かないだろうと思っていたのだが…いた!そして、ウクレレで「未来へ」をカバーしてくれた!

素晴らしい!嬉しくて手が震えたぜ!ありがとう太田くん!


ちょっと工夫でこの美味さ

通学、通勤の際、いつもの道を少し変えてみるだけで違った景色が見えてきて新鮮な気分を味わえたりする。それと同じ理屈で最近、CDのランダム再生にハマっている。

聴き飽きるほど聴いてきた作品はもちろん、近頃聴き慣れてきたなという感じの作品についても、予期せぬ曲順で聴く事によって随分と新鮮な気分を味わうことができる。

オススメは曲数の多いベスト盤。個人的にはコレのランダム再生が気に入っている。どこを切っても美メロ滴るレモンのようなアルバムなのだが、ランダム再生することによって絞り方が変わって味わいが変わる。

是非あなたもお気に入りの一枚でお試しあれ。


カメレオン

主観が過ぎてしんどかった。長いこと過度に主観で物事を捉えてきた。「物事」には自分自身も含まれるから、本当にしんどかった。自分の身体から見える範囲のものだけを見て、聞いて、感じていた。全てが自分の目と鼻の先にあって、入ってくるもの全てが減速する事なく突き刺さってくるようで痛かった。精神的に常に過敏な状態にあった。興奮状態にあった。「ボクサーは殴られるのが嫌だから殴る」と誰かが言っていたが、常に何かを、誰かを殴っていないと不安だった。無駄な闘争心があって、この闘争心に「好きな色は?」と尋ねたら「赤」という答えが返ってきて、他の色には一切興味を示さなかった。

「主観」の対義語は「客観」。主観が過ぎてしんどいのなら客観で物事を捉えれば良いのでは?と言えそうなものなのだが、自分に固執して生きてきた根っからの主観人間が客観で物事を捉えるというのは至難の業。他人目線で物事を捉えるには他人になり切らないといけないような気がして腰が引ける。結果、二兎を追う者は一兎をも得ず、中途半端に片足は他人、片足は自分という不恰好になって、他人と自分が反発し合った場合に身体が真っ二つに裂ける…という最悪の事態を想像してしまう。無理。

主観に限界が来ていて客観も無理…万事休した時、知った言葉が「俯瞰(ふかん)」だった。自分は自分のままで良い。他の誰かになる必要もない。ただ頭上高くから視野を広く持って、自分と自分を取り巻く状況を見下ろす。これが「俯瞰して捉える」という事。これを知って劇的に肩の力が抜けた。幽体離脱ではないが、自分から自分を抜く。ある意味、自分を手放すという事。かごの外に出してやる。他人目線で自分を見るのではなく、自分自身を離れた所から見る、捉えるという事。これならできる!と思った瞬間から無駄な闘争心がなくなって、赤以外の色も綺麗だと思うようになった。青や緑も綺麗だと思うようになった。特にアップルグリーンなんて素晴らしい!何故そう思えるようになったのか。たぶん、視野が広くなった分、自分自身を多面的に見られるようになったからだと思う。自分は、赤い時があれば青い時もあって、緑の時もある。それこそ秒単位で変化変色し続けているカメレオンのような生き物なんだという事に気付けたからだと思う。

過去に戻れるとしたらいつに戻りたい?なんて事をたまに訊かれるがいつにも戻りたくない。

今現在の自分が一番好きだ。


支離滅裂

Amazonのアルバム・レビューを読むのが好きでよく読む。今日はポール・マッカートニーのアルバム『ヴィーナス・アンド・マーズ』のレビューを読んでいたのだが、その中に独特なセンスを感じる、素敵に壊れた文章を見つけた。これを書いた人に会ってみたい。なかなか書ける文章ではない。たぶん、友達いないと思う。

昔から大好きなアルバムでした。
レコードは擦り切れるほど聴きました。
一緒に歌っていました。
なのでよく覚えています。
買ったばかりのVictor のCD ラジオが素晴らしい音質でうっとりして聴きました。
昔のポールマッカートニーとWings のレコードにはリンダが撮ったポスターやメンバーの写真などとにかくおまけがたくさん付いていて楽しみでした。
リンダがバツイチだったとは知りませんでした。
できちゃった結婚でしたがデザイナーのステラは二人の娘です。
ステラの商品は高過ぎて買えません。
ステラには星という意味があります。
ラテン語だったかもしれません。
リンダはスペイン語でかわいいという意味です。
私も結婚前に1人でヨーロッパに行き、スペインの街を歩いているとスペイン人の男の子たちからQue lindaとよく言われました。
イタリア人の男の子たちからはイタリア語でキスしていいか?とスペインの街の駅で列車を待っていたら話しかけられて、断ってイギリス人の男の子とイタリア人の男の子たちがイタリア語とスペイン語で話していました。
ポールだけでも1870億ぐらい持っているらしいです。
ビートルズは一度の公演で80億稼いでいたと書いてあり、とにかく桁違いで何にも言えませんでした。
一番たくさんレコードを録音したのはバーブラストライサンドかもしれないですが、今でも売り上げが一番多いのはビートルズです。
私より18歳年上のポールは今年80歳ですがまだまだ意欲的に音楽に向かっていますが今のポールには興味はないです。
リンダがまだ元気でバンドのメンバーだった70年代が一番ポールが歌が上手かった気がします。
この頃の作品が脂に乗っていると思います。
兄がRamを持っていて私は聴きませんでしたがMy Loveは大好きでした。
この歌もよく一緒に歌っていました。
学生時代は付き合っている人を家に連れて来てはロング&ワインディングロードの弾き語りを聴かせていました。

 


再起動(2023.2.13)

誰にも知らせず、密かに再起動。知らせると、「読まないといけない」みたいに思わせてしまう。読まないといけないほど意味のある記事なんて書くつもりはないし書けない。だから偶然、「あ、復活してる」なんて気付いてくれる人があればそれで良い。

独り言で良い。その方が、書きたい事が書けるというものだ。

さ、始めるとしますか。


柘榴の意気込み

子供の頃から自分の好きな色が何色なのかを知りたいと思っていた。俺は何色が好きなのか。本当に好きな色は?心底知りたかった。おそらく、自分を知りたかったのだと思うのだが、実際は逆の流れを辿って、自分を知れば知るほど本当に好きな色が見えてきた。

ようやく「俺、この色好きかも」と思えたのは25歳くらいの時。紫を綺麗だと思った。でも、その後すぐにえんじの方がより綺麗だと思うようになって、でも、えんじもなんか微妙に違う…と感じて、辿り着いたのが赤で、それもめちゃくちゃ濃い赤。いわゆる「ワインレッド」に辿り着いた。目にするたび奥歯に力が入る、心から好きな色。

先日、YouTubeを観ていたところ、非常に気持ちの悪いサイキッカーの人がこんな事を言っていた。「赤というのはね、よく生命力を象徴する色とか言われますけども、要するに怒りの色なんです。でね、この「怒り」というのは、分かりやすく言えば「生きたい」という気持ちの事なんです。だから、赤が好きな人っていうのはね、生きたいんです」人となりこそ気持ち悪いが言い得て妙。悔しいけど、その通りだと思った。

赤は赤でも極限まで自分の好きな赤。すでに持っているカーネリアンより濃い赤。そんな色の石で出来たブレスレットがあったら欲しいなと思ってネットで探したらあったので手に入れた。ガーネットという石で、不思議な事に1月の誕生石だった。

誕生石。1月以外の誕生石は複数あるのに、1月はガーネットだけらしく、長年に渡って自分の本当に好きな色を考えてきた末にここに辿り着いたというのは、個人的に、めちゃくちゃ面白い事だと思っている。

自分がどんな人間なのかを知りたいという気持ちが、自分の本当に好きな色をはじき出した。そういう意味では、俺、人生のちょっとしたターニングポイントを迎えてるのかな?と思う。ここからが肝。今度は逆に、45年かけてはじき出した色が意味するところを汲みながら、力を借りて、自分を大きく伸ばしていかねば。

俺はもう「ある程度」以上に自分自身を分かってる。あとはもう、自分らしく闘うのみだ。

赤は怒りの色。

生きたい!