閃くままに

最近は、面白いアイデアが閃いたら即行動に移すことを心掛けている。

最初は〇〇ゴッコで良い。っていうか、ゴッコだからこそ楽しいし、楽しいからこそ継続できて、継続しているうちにゴッコではなくなる。海賊ライチrecordsを立ち上げた時がまさにそうだった。最初は完全にゴッコで、ほとんど架空のレコードレーベルだった。それが今や3名の有能なスタッフを有して、その天才的だったり職人的だったりする働きのおかげで納得のいく作品を世に送り出せるようになった。ご存知の通り、来年には4枚のライブアルバムを同時に発表するが、これは海賊ライチ無しでは絶対に成し得なかったことである。今後はそうして完成したアルバムを無料配布するのではなく、販売して、最初はごくごく僅かな金額だろうけど、売り上げに応じてスタッフにギャランティも支払うし、もはやどう考えてもゴッコではないし架空でもないのである。

先日も書いたが、来年はライブ会場に物販席を設けて、アルバムの販売とともにグッズの販売も開始しようと考えている。グッズの制作、販売を思い立ったのは、これも先日書いたが、物販席を飾ると同時に、主役であるアルバムを引き立てる何かが必要だと考えたからである。

グッズを制作していくに当たって色々と考えた。まず決めたのは「和田怜士」表記をしないということ。俺の写真を使うことはあっても、俺の名前は使わない。あくまでデザイン優先にして、俺のことを知らない人たちにも手に取ってもらえるようなものを作りたいと考えた。でも、何を作るにせよ、ただイラストや写真をプリントするだけでどこにも文字がないというのは寂しい。できれば全グッズに共通のトレードマーク的な文字、それも、俺のグッズだということが分からない文字を添えたい。

「0469」というのが浮かんだ。どのグッズにも「0469」という数字を入れる。意味がわかるのは俺のことをよく知っている人達だけで、俺のことを知らない人達にとってはただのデザイン。よし!これでいこう!と思った時、そこから派生してもう一つのアイデアが浮かんだ。いっそのこと、「0469」をブランド名にしたらどうだろう?海賊ライチrecords傘下のグッズブランド『0469』。おお!なんかカッコエエし面白そうやん!

というわけで、立ち上げることにした。和田怜士グッズを制作、販売するブランド『0469』。まずは俺の大好きなアイテム、缶バッジから始めて、何種類か作ったら、Tシャツとかも作ってみたい。色々作って、徐々に徐々に、俺の物販席だけ駄菓子屋みたいになっていけばいい。

当分の間は俺が制作から販売まで全てを取り仕切ってやっていくけど、早い段階で良い人を見つけて、サポートしてもらって、立場を譲りたいと考えている。

俺自身は、音楽を「趣味」と思ったことなんてただの一度もないが、「趣味があって良いですねえ」ってなことを言われることがよくある。「趣味があって良いですねえ」と言う人の大半は、無趣味な自分を嘆く割には何をススメてもあっさり「無理」と言って何もしようとはしない。アホか、と思う。が、中には本気で何か夢中になれるものを探している人がいるはずで、そんな人を見つけて、掬い上げて、一緒に何か面白いことができればと思っている。

音楽だけではなく、音楽やってるからこそできる音楽以外のことを色々と閃きに任せてやっていきたい。できれば、色んな人を巻き込んでやっていきたい。ある種のバンド感覚を楽しみながらやっていきたい。そうして、本職であるところの音楽を賑やかに飾り付けていけたらと思っている。


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。