実はめちゃくちゃ気に入っている曲。お気に入りの曲を10曲選べと言われたら間違いなく入る。
スタジオに入ると、ライブで演る予定があってもなくても、この曲だけは絶対歌う。目の前に大勢のお客さんがいると想定して、ポールマッカートニーのリズムの取り方で、小刻みにお客さんに頭を下げたりなんかして歌う。
自分が書いた曲で、歌ってて楽しい曲ってあんまりない。「楽しい」以外の感情が湧くことはあっても、「楽しい」と感じることはあんまりない。でも、この曲は別で、何度歌っても楽しい。ライブで演ると、会場の雰囲気がパカっと明るくなって、それがまた嬉しいし楽しい。
以前、なぜ「orange」なのかということについて書いた。その時は「思春期の恋の色」と書いたのだが、実はもう一つの意味がある。それがこれ⬇︎このアンプが好きで、これをイメージして作った曲でもあるから「orange」なのである。思えば、制作過程からして、遊び心に溢れていて、楽しかったのである。
遊び心は映像にも表れている。まず、これは以前にも書いたが、あえて画像編集に失敗したものを使ったということ。冒頭の「orange」の文字が右にずれてはみ出しているが、これは意図してこうなったんじゃなくてただの失敗。失敗ではあるけど、きれいに中央に寄せるよりオシャレだと思って修正しなかった。それから、映像全体に、一生使わないだろうと思っていたフィルターをかけてある。「印刷物の質感」とでも言おうか、キメの粗い、コミカルな感じのフィルターをかけてある。
他にも、いつもなら左腕に巻くブレスレットを右腕に巻いてみたり、ギターで隠れて見えないけど「KILLER TRACK」(「めっちゃええ曲」みたいな意味だろう)とプリントされたTシャツを着ていたり、さりげなく遊び心を盛り込んだ楽曲、映像となっている。
YouTube版でついに好きになりました、この曲。
というのも、私くし極度の恥ずかしがりなんで、
部屋で聴くと素直に歌詞を受けれました。
ストレートな歌詞を人前では斜に構えてしまってたんですね。
すごくええと思いました。インドアの人にも
YouTubeでも十分に伝わると思うよ。
「ラブソングはしのごの言わずストレートに」が信条です。
ストレートなラブソングを恥ずかしがっていたら、初期ビートルズは聴けませんよ(笑)