難産の異色作

<写真上>ブートレッグ(海賊盤)感満載の新ジャケット。「CAUTION」は【警告】の意。<写真下>従来のジャケット。大きめにプリントしたものを四つ折りにして封入する。

またもや『爆弾』が生まれ変わる。生まれ変わることになった経緯は以下の通りである。

  1. アルバムに「1977年のライブ」というコンセプトを持たせるに当たって、Dr.Fがマスタリングを一からやり直してくれた。
  2. 元々は同じセットリストで臨んだ2つのライブを1枚に纏めたものだったが、新たにマスタリングされたものを聴いて(パフォーマンスの点で)後半が圧倒的に良いことに気付き、前半をカットすることにした。
  3. 内容が大きく変わったことでコンセプトは不要だと判断。タイトルを元の『爆弾』に戻し、ジャケットデザインを変更した。また、このアルバムについては徹底的にブートレッグ感にこだわりたいのであえて帯を付けない。

ブートレッグとはどういうものなのか。その良さや面白さを知っているのはマニアックな欧米ロックファンのみであり、このアルバムは音からジャケットデザインに至るまで全てがそういった人たちを唸らせる為にあると言っても過言ではない。

俺自身は自分の作品の中でこれが一番好きだ。でも、だからといって、全ての人にこれを薦めるのかと言えば違う。薦めない。悪いことは言わない。やめときなはれ。

一般的なリスナーには絶対に理解できないあまりにも危険な音。それが『爆弾』なのだ。


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