宣言について

俺が当ブログ上で断酒宣言をしたものの三日ともたずに挫折したことは読者の皆さんにとっても記憶に新しいところだと思う。情けない…。断酒宣言なんて二度としない。

ところで、あの時俺が断酒宣言なるものに期待したのは言うまでもなく自分への抑止力である。いわば、一方的な約束。相手にしてみれば「知らんがな」という話なのだが、一方的に「とにかく俺、約束するから」と。要するに、自分に厳しくなれない人間がとる手段である。

三度目の緊急事態宣言。一度目のような効力はなく、一向に街へ繰り出す人の数が減らず、感染者数が減らない。当たり前と言えば当たり前だと思う。だって、誰が三度目の断酒宣言。三度目の禁煙宣言。三度目の浮気やめます宣言や、三度目のFacebookやめます宣言を信じるだろうか。「勝手にしなはれ」となるのは仕方のないことだと思う。しかしながら、いかなる宣言にせよ、信用を失うのは避けたいと考えるのが人情で、一度目よりも二度目。二度目よりも三度目。宣言を重ねるたびに言い訳がめちゃくちゃな事になってくる。

例えば断酒宣言。一度目の挫折については「無理でした」で済むが、二度目となるとそうはいかず、「占い師に「今、『断つ』というのは運気の流れを悪くするから止しなさい」と言われたから」などと言い出して、三度目ともなれば、「医者に「酒を断つと脳に血液が回らなくなって狂人と成り果てた末に死にますよ」と言われたから」などと支離滅裂なことを言い出すに違いないのである。これと同じ理屈で、先日国が言い出したのが、「マスクをしてても感染ります」であり、「3密を避けても感染ります」なんだと思う。

今度はなんて言い出すんだろう。「宣言出してやっても全然アカンやんか!これって、お前らのせいやんか正味の話があああああ!!」なんて逆ギレし出すんじゃないのか?だって、もう既に逆ギレし始めてるような気がしないでもない。「飲まなやってられん!」言うてる国民から酒まで取り上げちゃうんだから。


3件のコメント

  1. わたしもSNSヤメるヤメる詐欺
    です。
    削除してもまた数日後に立ち上げる。
    そう言い訳つきでねぇ。

  2. Instagramというやつは
    たぶん断絶できそうですが、それもどうかな?
    先日のブログでもありましたが、責任負いたくないんだって。
    仮に責任を負うとしたら、少数精鋭の人々とだけ繋がればいいのではないかな。
    SNSとりわけInstagramは個人的にはFacebookよりも悪質だと気づく。

    1. 依存癖は宣言なんかじゃ抑え込めない。というのが断酒宣言に挫折して学んだことです。

      宣言というのは基本的に「次」のない言葉であり、手段だと思います。一発で決めないといけない。でも、一発で抑え込めるような依存なら、そもそも「癖」には至っていないはず。だから、僕はもう二度と依存癖を抑え込むことを目的とした宣言はしません!って、これがまた宣言ですね(笑)

      国は国民に依存しっ放しです。朝からコンビニの前でワンカップ飲んでるオヤジにエラそうなことは言えない。国だから野放しですが、人間なら更生施設行きです。

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