今年のテーマ

「自信」

昨年一年を通して、見たり聞いたり考えたり感じたりしたことの全てを一つの言葉に落とし込んで今年のテーマに据えるとすれば、これしか思い浮かばない。昨年一年を終えて、自分の掌の上にあった言葉がまさにこれだったから、これを今年のテーマとする。

言葉ほど重いものはないが、軽いものもない。何とでも言える。だから、真偽のほどが疑わしい言葉が入ってこないように耳を塞いで、目を凝らして行動だけを見れば、その人の自信のほどが伺える。やはり、自信のない人は自信のない動き方をしているし、自信のある人は自信のある動き方をしている。

人間は自信に見合ったものを選ぶ。どんな物を選び、どんな人を選び、どんな場所を選ぶのかは全て、自信の有無にかかっている。だから、今年俺は、自分の見方や、考え方や、感じ方を全面的に信じてみることにした。つまり、他人のフィルターを通してものを見るということの一切をやめることにした。

とはいえ、ないものを「ある」と言う必要はないし、これまでも、ないのに「ある」と言った覚えはない。が、あるのに「ある」と言ってこなかった覚えがあり、それが自分の可能性を限定してしまっていたように思う。

「自信がある」と言うことはハードルを上げることになる。でも、そもそも、ハードルというものは上げることに意味がある。人よりも高く上げられることを誇るものであって、人よりも低く下げられることを誇るものではない。

可能な限り自分を信じて、可能な限りハードルを上げる。余裕で越えられる高さに設定したハードルを何度も越えてみせて、越えるたびにドヤ顔を浮かべているような奴は、いずれ、その高さすら苦にするようになる。


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。