昨日、5時間弾き続けた。一服しようと換気扇の下へ行き煙草に火をつけてもすぐに居ても立っても居られなくなって火を消して戻って…を繰り返して弾き続けた。おかげで、普段使わない筋肉を使ったのか腕が痛い。
開始30分でコード表を破り捨てた。紙を見ながらだと何にも頭に入ってこないのはギターと同じだった。楽器なんだからギター同様、何か法則のようなものがあるだろうと考えて、見つけて、いつもギターで弾いている主要なコードの鳴らし方を覚えたら、あとはもう感覚に任せて弾き倒した。
ギターには「F」という壁があった。なかなか音が出ない。それが、ある日突然、本当に「ある日突然」出せるようになった。同じように、キーボードの壁に直面した。右手と左手の兼ね合いがわからない。四苦八苦していると今度は「足」を忘れている。ペダルを踏み忘れている。手を動かすので必死なのに、ペダルを踏むタイミングなんて考えている暇がない。これは一体どうしたものか…他の事なら頭を抱えて逃げ出したくなるところだが、こと楽器に限ってはそうはならない。「意地でもマスターしてやる!」とさらにギアが入って、熱中できるから不思議。
今日は仕事だが、職場に居たら居たで、職場で流れているBGMのピアノの音が気になってしょうがない。今はまだ、どれもこれも強烈に上手く聞こえるが、上達したら聞こえ方が変わってくるんだろうと思う。
以前、一度紹介したが、俺の職場には音楽室があってピアノが3台置いてある。あくまでお客さん用でスタッフは使えないのだが、予約の入っていない時間にこっそり忍び込んで…みたいな事をする勇気はロックスタアの分際で無い。
ロック家の方で鍵盤、とりわけキーボードに偏見を持たない
怜士さんに敬意を払います。
しかもその集中力、執着力ある意味異常とすら感じます。
長年、ギターを愛している方がキーボードを習得すると
どんなメロディーが生まれるか、楽しみにしております、ええ。
ギターを弾き始めた時の気持ちは、「車を運転できたらなあ」に近かったけど、鍵盤を弾き始めた自分の今の気持ちは「英語が喋れたらなあ」に近いです。
車を運転するようになって確実に世界が広がったように、英語を喋れるようになったら、さらに世界が広がる。音楽的に、車で行ける距離に満足できなくなって、視野が広がったんだと思います。
飛躍的に世界が広がる。これはもう100%間違いのないことなので、そりゃ夢中になって当然です(笑)