卑屈の星

先月は駄目だった。メンタル的に不安定で、一切ギターに触れてないし、曲作りもアイデア一つ捻り出そうとしなかったし、ここに記事を載せることもほとんどなかった。酒を飲んだら相手構わず毒付いて、喚き散らして、翌日、自己嫌悪の塊で、謝罪メールに追われて…完全に駄目だった。

今月に入って一気に気分が晴れて、重かった頭が軽くなったのだが、そうなると今度は、何か込み上げてくるものがあって、ちょっとハイで、ここに連日のように記事を載せるようになった。ただ、まだ全然ギターを弾く気にはなれないし、曲作りをする気にもなれない。でも、ま、考えてみれば無理もない。この4年間、猛烈な勢いで作ってきたし、どれも自信を持ってキャリアハイと言える出来だったんだから。地下水だって、使えば枯れるし、枯れたらまた貯まるまで待たねばならないんだから、同じ理屈だろう。

今年の抱負として、「クリスマスソングを作る」というのがあったけど、これは来年に持ち越しだな。今年はもうライブの予定がないんだから、作ったって仕方ない。辛うじて、『sister moonlight』はクリスマスソングと呼べなくもないと思う。アレンジによっては、クリスマスライブで十分歌える。

次、俺はどんな曲を作るんだろう。何が出てくるんだろう。意識的には、ビートルズの『オブラディ・オブラダ』みたいな、子供が踊れるような、楽しいのを作ってみたいという気持ちが以前からある。それから、今日、うちの奥さんがシレッと言ってきたのは、「韓流ドラマの挿入歌みたいな超ロマンチックなバラードを作ってよ」というやつ。アリかもしれない。そういうのを作ろうとして、作り始めて、完成してみたらパンクだった…というのは、和田怜士あるあるだし、それはそれで面白い。奇跡的に超ロマンチックなものが出来たとしたら、それこそ楽しいし。気持ち悪いか?(笑)

いずれにせよ、来年になったら、ギアを入れ直して、精力的に制作活動に入ろうと思う。ライブもやる。一度、ロックンロールを封印して、バラード中心の、ディナーショー的な、落ち着いた雰囲気の中でじっくり聴かせるライブもしてみたい。俺の作るメロディーがいかに凄いものなのかというのを思い知らせたい。正直、わざわざそういう機会を設けて、いちいち説明せねばならんのはクソ面倒臭いけど。

ライブ。多くの人に観に来て欲しい。今年みたいに一回だけってことはないだろうけど、かと言って、馬鹿みたいに連続してやるつもりもないから、見逃すと後悔するよ。俺って基本、観に来なかった人たちを後悔させたいが為に、その一心でステージに上がる卑屈なロックスタアなんだから(笑)


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。