かけがえなさすぎ

最近、ライヴハウスで、二人の素晴らしいアーティストと知り合った。二人とも私より一回り年上なのだが、バリバリの現役で、ロックンロールをこよなく愛し、しのぎを削って、お互いのライヴに頻繁に足を運んでいる。とにかく仲が良い。聞けば、高校時代からの付き合いだという。羨ましい。

私も小学生時代からの友人や、中学生時代からの友人は多い(なぜか高校時代からの友人はいない)…つもりだったのだが、だんだんと疎遠になってきて、半数以上が、30をまわってから縁が途絶えてしまった。ま、そうなってしまったのは誰のせいかといえばいちいち私のせいで、自業自得と言ってしまえばそれまでなのだが、よくよく考えてみれば、悲しいことだし、もったいないことだと思う。

話を戻して…冒頭の二人には、お互いに「お前だけには負けん!」という気持ちと、「お前が頑張ってるから俺も頑張れる」という気持ちの両方があるんだろうと思う。これはたぶん、幼少からの付き合いで、砂場で一緒に遊んだ記憶さえあるというミックとキースも同じなんだろうと思う。

私には、「いかにより良い人生を送るか」ということについてしのぎを削る幼馴染みなら、有難いことにいるが、「同じ夢を追う」幼馴染みとなると、かつてはいたような気もするが、今はもう、いない。

考えてみれば、残念なことである。


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