初のPV制作、その舞台裏

というわけで、和田怜士初のPV「バタフライ」はもうご覧頂けただろうか。私は音楽以外にも、文章を書いたりイラストを描いたりするけど、映像作品を作ったのは今回が初めて。一から十まで全部自分で作った。

「作った」と言って、サクッと適当に作ったように見えるかもしれないがさにあらず。実は結構手間暇がかかっている。

まず、絶対条件として、びた一文カメラを動かせない。完全に固定なので、スタジオが土足厳禁でスリッパを履いている関係上、足元が写り込まないようにすることを前提にアングルを熟考した。それから、頭上の照明とマイクの先が重なるようにしたり、スタジオの壁に掛かっている河合奈保子や薬師丸ひろ子のレコードジャケットを、持参したユニオンジャックの布で覆ったりした。すると、「画面にモノクロのフィルターをかけて、冒頭に丸い字体のアルファベットを挿入したら60年代のUKバンドのPVみたいな感じになるんじゃないか?」というアイデアが閃いて、自分が病的なアナログ人間であることを意図的に忘れてスマホを駆使。かくして、映像自体は出来上がったものの、家にWi-Fiが来てないので、近所のコンビニに何度も足を運び、雑誌の立ち読みをしているふりをしながら公開に漕ぎ着けた。

え?「お前がWi-Fiとか言うな」って?いやいや、俺、こう見えて結構Wi-Fi寄りの人間やねんで。

昨日の晩ご飯もWi-Fiやったし。


3件のコメント

  1. 音源も映像もご自分でされるというのは
    結局、一番自分が納得できる作になると思います。
    他者の手が加わると、よくも悪くも・・・。

    アナログ感がとてもよく出てますね。
    40インチのモニタで観てます、えぇ。

    ドン!って言うところが一部ありますが
    足でやってますか?バスドラ効果かと思いました。

    23日のライブ、観客の中からiM2というマイクで
    録音してもいいですか?
    データはすべてお渡しします。
    私のデータは消せと言われたら、消します。

    1. 「ドン!」気が付かなかったです。でも、そういう偶然、好きです。なにせ、ビートルズ信者なので「想定外」が大好きです(笑)

      ライヴ録音、藤原さんの感性の赴くまま、自由にしてもらって全然結構です。

      お任せします…っていうか是非ともお願いします!

      1. 録音の件、ありがとうございます。
        モノラル録音させていただきます。あえて。
        ビートルズ信者の方の音源はステレオではありませんので、えぇ。

        私もほんとうはアナログ派なのですが、音楽家ではないので
        デジタルに頼るしか策がなくて・・・
        今も脂汗かきながらマイクの取説にらんでました。
        アナログはシンプルで本当にいいですね。
        偶然も生まれやすいですし。

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