リンゴちゃん

ビートルズはミスや偶然を大切にしたことで知られている。例えば、「アイ・フィール・ファイン」の冒頭で聞かれる「びぎょ〜ん」っていうギターの音はジョージのミスだし、アルバム『ラバーソウル』のジャケット(写真上)のメンバーの顔が歪んで伸びているのは現像時のちょっとしたミスから生まれたもので、完全なる偶然の産物だったりする。

今日、新たに知って驚いたのは、名曲「ヘイ・ジュード」のドラムがなぜ2番から入るのかということ。俺は今まで何の疑いもなく、ただのアレンジだと思っていたのだが、実はこれも計算外。偶然を利用したものらしく、その偶然の内容に驚いた。なんと、「1番を録音していた時にリンゴがトイレに行ってたから」らしい。普通、そういう場合にはもう一度録り直すか、付け足すかすると思うのだが、ビートルズは違う。ポールが「これだ!」と言って終わり。凄くない?凄いとしか言い様がないよ。だって、録音し始めた段階で誰もリンゴがいないことに気付いてなかったってことなんだから。

だいたい、そんなタイミングで厠に立つリンゴもリンゴだ。ま、仕方ないか。人生について宗教について魂について学ぶべくメンバー全員でインドに行った時(写真下)、真っ先に「飯が合わん」と言って帰ってきちゃった男なんだから…。


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