1.伊丹DABADAで逢いましょう
カットした1曲目「未来へ」の最後のコードがEで、この曲の最初のコードがE7なので、間を空けずに繋いで、一気になだれ込んだ。この曲はいつも通り、英語のようで英語でない英語でメロディーを作って、後から日本語詞に置き換えて完成させたのだが、たまにその日本語詞をまた英語のようで英語でない英語に戻して口ずさむことがある。そのたびに良いメロディーだなあ…と自惚れる。
2.バンドマン・ロック
24歳の時に書いた曲。ライヴでは久々に披露した。一部、歌詞を間違えて歌っている。「あらゆる偶然、いわゆる奇跡」と歌うべきを「いわゆる偶然、いわゆる奇跡」と歌ってしまっているのだが、歌詞を間違えるなんて日常茶飯事。この程度のミスは痛くも痒くもない。
3.果物をてんこ盛った巨大なケーキ
今のところ、ギターにカポをはめるのはこの曲のみであるから、俺がおもむろにカポを取り出したらこの曲が始まるサインである。間奏前に「イェーッ!」と叫ぶ俺の目の前にいるのは同じタイミングで俺に向かって「イェーッ!」と叫ぶ我が奥さんであり、それを見てワチャワチャ盛り上がっていたのは我が奥さんと同じテーブルを囲んでいたボーカルグループぱあるの皆さんなのであった。
4.バタフライ
いまだかつて一度もセットリストから漏れたことがないが、今回はライヴ当日、それも「果物を〜」を歌い終えるまで演るつもりのなかった曲。急遽これを演ることによって初めて35分の持ち時間に8曲演ることになったのだが、トータルタイムはまさかの28分弱。これは、最近の俺の曲がいかにコンパクトにまとまっているかということの証であって、嬉しい限りである。
5.グラサージュ
初披露の新曲。中盤の「君は友達、負け犬じゃない」の所でこみ上げてくるものがあって難儀した。これを聴いてもなお、俺をメロディーメーカーとして認めない人がいたら、それはもう完全に耳が腐っている。
6.ストーカー
演奏を始める前に俺が指差しているのは、小1からの友人Kやんである。この曲はバンドじゃないと再現できないと思い込んでいたのだが、Kやんからのリクエストに応えて、あえて一切練習をせずに(この曲は練習したらアカンのだ)、本番に臨んだ。「ストーカーって行動はアカンけど気持ちはわかる。誰だってホンマに人を好きになったら気持ちはストーカーみたいなもんやろ」という、昔、うちの親父がふと漏らした言葉が曲の題材となっている。
7.アニマ hold me tight
22、3歳の時に書いた曲だが、歌詞が変化し続けて、最終的に完成したのは今年のことである。昨年から佐野元春に傾倒。曲に「語り」を挿入するというテクニックに興味を持つようになったことが功を奏して大きく化けた。「アニマ」というのは「男性の中の女性性」という意味の心理学用語で、アニマの存在に気付いて抱き締めてもらうことができれば自分はもっと強くなれる。生き残れる。生き残りたい!と歌っている、説明しないと誰にも分からないし、説明しても誰にも分からない曲。
Kやんのリクエストありがとう。ストーカーは格好いいよね。私も好きな曲です。
それから 新曲良かった‼️メロディーも歌詞も最高だと思う。和田怜士さんこれからも頑張ってね!
ありがとうございます!
グラサージュからストーカー っていう流れ、落差が凄いでしょ?この落差、落ち過ぎるフォークが僕の決め球です(笑)
新曲が好評…本当に嬉しいです。ありがとう!