キーボードを手に入れた。ソングライターとして、ヴォーカリストとして、鍵盤弾きとして、尊敬しているフリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーの名を頂戴して「クリスティン・ローランド」と名付けた。海賊ライチのサウンド・エンジニアであり、キーボーディストでもあるDr.Fにアドバイスを乞い、選んだ、ライブでも使える優れものだ。
ギターの時と同じ手順を踏んで上達していけたらと思っている。その手順というのは、①基本的なコードを覚える。②感覚に任せる。というもので、「手順」が聞いて呆れる。
以前にも書いたが、俺はギターを弾き始めた時もコピーということをほとんどしなかった。コピーしてると親父に怒られたからだ。だから、基本的なコードだけ覚えたら曲作りをし始めて、曲作りをしているうちにそれなりに弾けるようになった。弾けるようにはなったけど、いかんせん感覚任せ過ぎて、自分の弾いてるコードが何なのかをよくわかっていない。だから、バンドをやってる時はメンバーに大変迷惑をかけた。
「ここ、コード何?」
「わからん」
「これ、このコードは?」
「知らん」
話にならなかった。
アレンジの説明をする時も専門用語や理論を全く知らないので、非常に抽象的な説明になってメンバーに大変迷惑をかけた。
「ガァーッ!って昇っていったやつがドーン!ってなった感じ!」
話にならなかった。
兎にも角にも、キーボード、弾けるようになろうと思う。ただ、弾けるようになっても、人に教えることはできないと思う。