報復律

ある大きなイベントに出演したくて応募していたのだが、昨年同様、一次審査すら通過できなかった。これまでにも、田舎の町おこし的な小さなイベントに応募した事が何度かあったが、全く相手にされず落選したし、ライブハウスやなんかに出ていても、対バン、出順から見て、評価されていないのは明らかだった。地元伊丹の某イベント主催団体に手紙を添えて音源を渡した時には、メール一本、電話一本、返事がなかったし、某スタジオの店長に「YouTubeにここで撮らせて頂いた映像をアップしたので良かったら観て下さい」と言ったら、「YouTube嫌いやねん」とバッサリいかれた。ライブの後、「初めて観た」と言うお客さんからもらう感想は「熱い」だけ。メロディーも歌詞も何にも耳に入っていない…。

と、ここまでの文章を目頭を熱くして、虚しさと怒りに震えて書いたのは一昨日の事で、今はもうどうでもいいと思っている。というのも、どうやら素晴らしいロックンロール・ナンバーが書けそうだからだ。

最近、メンタルが天候に大きく左右される。昨日はスタジオの日で、スタジオに入るまでは晴天だったのだが、途中、一服しようと外に出たら空が分厚い雲に覆われていて雨が降っていた。次のライブに向けて練習しなければならないのだが、気が滅入って仕方ないので、曲を作ることにした。が、自分の中にいつもの「掴んでやる!」というものがない。それでもいくつか浮かんできたものはあったのだが、どれもこれもこれまでに書いた曲のどれかに似ていて話にならない。今日は完全に駄目だ…ギターを弾く腕から力が抜けて、延々2つのコードを交互に鳴らしながら、ダラダラとテキトーにメロディーを口ずさんでいた。

!?

腕に力が戻って、丸い背中が伸びて、俄然ヤル気が湧いてきた。さっきのは何だ?凄く良い感じだったような気がする。気のせいか?もう一度歌ってみた。やはり良い。サイケデリックだ。今度はギターの弾き方を変えてスピードを上げてやってみた。するとどうだ、コシのある、リアムに提供したら喜んで歌ってくれそうなロックンロールに化けた!スピードを落とすとサイケデリックになり、上げるとロックンロールになる!

あとは言葉を乗せてアレンジを固めるだけ。意地でも完成させて次のライブに間に合わせたい。もしこれがベストな形で完成したら、セットリストのラストを飾ることになると思う。そして、「全曲新曲」の形を一部崩して、過去の曲を一曲だけ加えて、最強のセットリストを組む。流れを掴んだ!見えた!

やられたらやり返す。やられっぱなしなんて有り得ない。

無知で無礼な奴ら皆、木っ端微塵に吹き飛ばしてやる!


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