先月の未発表記事 Ⅰ

ソロ活動に専念するようになってからというもの、T・レックスをよく聴くようになった。マーク・ボランがめちゃくちゃ好きになった。

意味のない歌詞とタイトル。シンプルなコード使いと、衝動を爆発寸前のところで抑えているかのようなスリル感のあるヴォーカル。

グラムロックといえば、マーク・ボランとデヴィッド・ボウイだが、マーク・ボランは過小評価されている人で、デヴィッド・ボウイは過大評価されている人だと思う。

デヴィッド・ボウイは時代の流れを読むことに長けた人だった。だから、逆に言えば、時代の流れに対していつも微妙に遅れていた。でも、マーク・ボランは違う。マーク・ボランは時代の流れを作った人だった。


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