嫌いなものは嫌いだとはっきり言い、好きなものは好きだとはっきりと言う。ただそれだけのことで、身辺の人的なことが淘汰、整理されてきて、海が割れて道ができるように、自分の進むべき方向がはっきりしてくる。
確かに「嫌いだ」と思ったり言ったりすることはネガティブなことなのかもしれないが、「嫌いだ」と思ったり言ったりするのと同じくらい「好きだ」と思ったり言ったりしてるんだから、プラスマイナスゼロだ。真っ二つに割れた海の片方が「好き」で、もう片方が「嫌い」で、自分は好きも嫌いもない、ゼロの部分を歩いていく。好きと嫌いをはっきりさせないと、ゼロの部分が、道が、浮かび上がってこない。
人は、「好きだ」という思いや発言にはさほど興味を示さず、あっさりスルーするくせに、「嫌いだ」という思いや発言には過敏に反応して、クローズアップして、深く記憶にとどめる。
ネガティブなのはどっちだ?