ここまでの3曲を聴いて「こいつひょっとしたら、ま、絶対違うと思うけど、割と頭の良い奴なんじゃないか?」と勘ぐってくれた人がいたとしても、ここで「やっぱりただの馬鹿だったあ!!」と叫んで桂文枝ばりに椅子から転げ落ちることになるに違いないとにかく明るい曲。
子供でもわかるメロディーと歌詞。でも、これを組曲の真ん中に持ってきているところが、俺が馬鹿は馬鹿でもただの馬鹿ではない所以。
この曲は、この曲にしかない魔法がある。
普段、そんなに音楽を聴かないであろう人たち。音楽について全くと言っていいほど知識がなく、ライヴハウスに足を運ぶことなんて年に一度もない、ただの付き合いか何かで偶然その場に居合わせた人たちが笑顔を浮かべて手を叩いたり身体を揺らしたりしてくれているのをステージ上から眺めることの幸せを味わわせてくれるのがこの曲。だから、この曲を歌ってる間だけ、俺、ニコニコしてる。そして、この曲で弾くギターのみ、「ロック」ではなく、「ポップ」を意識してる。
要するにギターポップですな。