ライヴのトップを飾ることが多かったこの曲をラストに回した瞬間に組曲が完成したと言っても過言ではない。藤川球児みたいなもので、先発から抑えに転向したことで大きく化けたのである。
『未来へ』は、組曲を構成する7曲中、バンド時代にもやっていた唯一の曲で、あからさまに初期のビートルズを意識して書いた覚えがあるが、今のところ誰にも「ビートルズっぽい」と言われたことはない。つまりは『FLOWERS〜』同様、俺が最も得意とするタイプの曲で、そういったタイプの曲を先発と抑えに配置してあることが組曲の安定感に繋がっているんだろうと思う。
開き直ることや離脱することを覚えて自分に羽根が生えていることに気付いたらあとはもう黙って飛ぶだけだ。
R&R!!