あえて、バニーさんのカラーに寄せることなく、自分のカラーを貫いた。にもかかわらず、バニーさんが書いた詩と俺のメロディーが分離することなくきちんと混ざり合ってるから嬉しい。
もし俺が、数年前にこの曲を書いていたら、もっと捻りを加えていたと思うし、トータルタイムも4分を超えていたと思う。でも今は、自分の中から出てきた物の出てきた時の形を大事にしてるから、これだけシンプルに仕上がった。
自分の素養というか何というか、これまで自分が好きで聴いてきたものや、そこから受けてきた影響に逆らわずに、「結局、俺はこういうメロディーが好きなんだ!」というのを包み隠さずさらけ出した。
この曲を歌っている時、頭の中で絶えず鳴り響いているのはストリングスの音。つまり、やっぱり、俺が一番好きで、一番影響を受けたのはUKロックだということ。
紛れもなくロックなんだけど、どこかに必ず憂いがあって、潤いがあって、綺麗じゃないと嫌なんだな。