芸術を愛して人生に恋して。聞こえは良いが実際にいたら異形。誰にも相手にされないに決まっている。
『悪魔と呼んで』
風に揺れる花に憐れみを
花を揺らす風に憧れを
探し歩いて
見つかるようじゃ
力じゃないよ
思い出すんだ
涙の理由なんてどうでもいいさ
涙流す君が絵になれば
遠慮なくもっと
愛想を尽かして
死ぬまでずっと
悪魔と呼んで
雪に溶ける君に口紅を
燃えるように赤い口紅を
例えば蝶は白日夢か?
翅の生えた絵空事か?
人生に恋の花言葉を
芸術に愛の風便りを
遠慮なくもっと
愛想を尽かして
死ぬまでずっと
悪魔と呼んで
死ぬまでずっと
悪魔と呼んで