2021〜射程距離に入った快挙〜

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します!

2021年が始まった。が、特に「こんな一年にするぞ!」という意気込みはない。ただ、昨年末に掲げた抱負「克己」を通して、かつてなく自信を持ちたいし、自分のことを好きになりたいと思っている。

断酒は出来なかった。最大の敵は我にあり…我に歯が立たなかった。でも、意外なことに、手帳を付けることについては、これまでのように三日坊主に終わることなく継続できている。事あるごとに手帳に書き留めるという行為に楽しみすら見出だし始めている。おかげでなんとなく、いつもに比べて頭の中が整理できているように感じる。

「事実は小説よりも奇なり」などと言うが、そんなことはない。もしそうなら、誰が小説など読むものか。というのが俺の考え方ではあるが、実は俺ほどそうあって欲しいと願いながら生きている人間もいない。人生、可能な限り、それこそ小説を凌駕するほどに、ドラマチックであって欲しいと思っている。連続する奇跡的な偶然が神懸かり的な絡み合い方をして、予想だにしない展開に呑み込まれていく…というのが理想の人生。でも、実際には、人生に於ける奇は小説の中で描かれる奇ほど奇ではない。そうして考えてみれば、人生に小説並みの奇を期待しておきながら、手帳を付けて頭の中を整理しているというのはおかしな話なのかもしれない。というのも、人生の奇は、ドラマチックは、混沌とした頭の中から生まれるもののような気もするからである。

ところで、今年の3月13日に当ブログは10周年を迎える。我ながら猛烈な勢いで書いてきた。それも、Facebook等に散見される「今日はこんなことがあったから楽しかったです。ウフッ♡」みたいな記事でもなければ、しれっと美辞麗句を並べ立ててただひたすらに好感度を上げようと躍起になっているような記事でもなく、初志貫徹、時にはおのれの好感度を著しく下げることになろうとも意に介さず、これは作品だ!エッセイだ!間違いだらけの哲学録だ!と、読み応えのある記事を書くことにこだわりを持って書いてきて、それで10年であるから、やはり、この頭のデカさは伊達じゃないなと思う。また、これまでに3600を超える記事を書いてきたが、これだけの記事を小説ほど奇ではない人生の中で書いてきたことを思えば、多少の自画自賛は許されて然るべきだと思うし、快挙と呼ぶに値すると自負している。

たかがブログ。されどブログ。大切な表現の場。今や家族ぐるみで楽しんでくれている人もいると聞くし、駆け込み寺だなんて言ってくれている人もいる。10周年を目指して前進あるのみだ。


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