歌詞を考えている時は、言葉がただの音に聞こえたり、ただの音が言葉に聞こえたりする。
例えば今日は、コーヒーを買おうと思って自販機にお金を入れてボタンを押したところ、缶の落ちてきた時の音が「換気扇!」にしか聞こえなかった。
換気扇、カンキセン…一瞬、歌詞に使えるかな?とも思ったが…いや、嘘、そんなことは一瞬たりとも思わなかった。でも、バンド名ならなかなか良い感じなんじゃないか?…とも、なおさら思わなかった。
「換気扇、換気扇、換気扇…」ずっと考えているうちに、カンキセンって何のことだったかわからなくなった。