小さな奇跡

実は随分前から気になっていたのである。 うちの近所に幼稚園があって、その正面に、いつ見ても干からびているドブがあって、そうやって常に干からびているがゆえに、ドブの泥は完全に凝固して、鉄分の関係かなんか知らんが鮮やかな柿色...

畏怖と味方論

「怖い」というのは、逆に言えば、味方にすれば、これほど頼りになるものもないということだ。 が、いざ味方にしてみると、味方になった瞬間から、どういうわけだかそいつに、以前の強さが全く見受けられなくなる、というのも事実だ。

相殺して灯る

和田一憩は死のう死のうとする。世の中のありとあらゆるものが、自分よりも上にあると信じて疑わないから、生きにくくて生きにくくて仕方がないのだ。 一方、新田茘枝は生きよう生きようとする。世の中に対して、独自の言葉を持っている...

紫の美女

この写真、特に意味はない。ただなんとなく画になるんじゃないか?と思って撮ってみただけである。 だがしかし、考えてみれば、極めて安価な韓国産のビールですら、これだけ気品が増すのであるから、酒のCMには是非とも、真矢みきを起...

魔術師の娘

2枚目はこれ、『魔術師の娘』といいます。 これは、たぶん、その時読んでた太宰治の本に、魔術師の娘が出てきてたから、それに触発されたんだと思います。 毎度のことながら、別に、「魔術師の娘を描いてこましたろ。」などと、意図し...

カラーボール・ガール

ここらで久々に絵を。 最近描いた6枚の内、特に気に入ってる2枚を公開いたします。 まずはこれ、『カラーボール・ガール』から。 或る日、部屋の窓辺に腰掛けて本を読んでおったら、どういうわけだか突如、読んでおる本の内容とは全...

第一の麓から

途中から急に勢い付いて、5ページ書いた。現時点で、27ページ書き終えたことになる。今日はこれで終わり。 小説の中の私はまだ、22歳の誕生日を迎えたあたりだ。この2年後、私は、このブログの管理人さんに出逢うのである。 この...

執筆再開〜写真添付テスト

今日も少しだけ書き進めようと思う。ちっとも前進している気がしない。 ついさっきも、言葉を厳選してたら、3行書くのに20分もかかってしまった。この小説、本当に完成するんだろうか。自伝的な小説だから、あまり時間がかかると、そ...

続・真梨の疑問

だって、ほら、ガッチャマンのテーマ曲の歌詞に、♪科学忍法火の鳥だ!ってのがあるけれども、あれも、「科学」って言っちゃってる時点でもう、忍法ではないような気がします。だって、科学は科学、忍法は忍法。もし、『科学忍法火の鳥』...

真梨の疑問

あたし、今、ふと思ったんですけれども、ガッチャマンって、『科学忍者隊』なんですよね?でも、「科学」って言っちゃってる時点で、もう忍者ではないような気がするんですが。違いますか?ま、正直、どうでもいいんですけど。