いよいよ明日、介護職復帰である。
介護関連の本を数冊買ってきて熟読。記憶を呼び覚ますべく予習はしたが、いかんせん2年のブランク―緊張と不安のあまり、吐きそうである。食欲皆無。今日は、朝から何も食っていない。バナナ一本、食えない。本当である。
私が、意を決して、介護の世界に飛び込むことにしたのは、今を遡ること4年。大阪の「井高野」という所にある老人施設で働くことになったのだが、その初出勤前日もやはり、私は食欲皆無であった。自宅のベランダでずっと煙草を吸っていた。そして翌日、出勤したらしたで、緊張と不安のあまり、何も食えなかった。昼飯を食う気が微塵も起こらなくて、そんな私を見かねて、「アカンやんか」と言って、ジャムパンをくれた先輩が数年後、私の彼女になっていた―ということもあった。
今とは違って、あの時の私は、無資格未経験であった。がしかし、あの時と今と、緊張と不安の度合いは全く変わらない。寸分狂わず同じである。
明日、私は昼飯を食えるだろうか。たぶん大丈夫。食えると思う。カップラーメン。万が一食えなかったとしても、きっと誰かが、「アカンやんか」と言って、ジャムパンをくれると思うから大丈夫。
飯食わなアカンで〜!!
プロとしてガンバるんやで〜!!
キシリッシュ以外のガム噛んだらアカンで〜!!
ほな、さいなら。
ありがとう!
とにかく、生まれ変わったつもりで明るくいくわ。
頭が忘れてることも、身体が覚えてるでしょう!
俺、ゴー!