今日私は、塚口のさんさんタウンの5Fにあるブックオフまでてくてく歩いてって、これを見つけて、即買いしたのである。
帯に書かれている文章を読んで、即買いしたのである。
「ビートルズの完全コピーバンドの代表的存在である4人組の入魂のアルバム。“ビートルズになる”ことに音楽的精密さで挑戦してみせた姿勢に技術がともなっている凄さ。これはトリビュートではなく、精神の転写である。ビートルズがいかに世界を変えたかについてストレートに再考させるパワーにあふれている」
購入後私は、エスカレーター横のベンチに腰掛けて、CDウォークマンにこいつをぶち込んだ。
鳥肌が止まらない!!!
こんなことは何年振りのことだろう!
たぶん、15年振りくらいの出来事。奇跡だ!
日本人がビートルズをコピーした時にどうしてもつきまとうダサさを微塵も感じない!英語の発音もバッチリだし、音の分厚さは本家並みだし、それより何より、声が、声が、声が、本家(特にジョン!)に全然負けてない!
73年発表。フォーク全盛期に発表されたこのアルバム。こいつらが、こいつらの音が、ただのコピーバンドで終わっていないのには訳がある。音の向こう側から「やっぱビートルズだろう!ロックンロールだろう!」という叫びがガッツンガッツン聞こえてくるのである。「フォーク?この平和ボケどもが!」と。
裏ジャケには、このアルバムが発表された当時に寄せられたあるアーティストの文章があって、その文章はこう締めくくられている。
「好きな様にやれ、気ままに唄え、それでも、我々ファンは、ザ・バッド・ボーイズに夢をたくし続けるのだから。僕は、もう、うつむいて歩くことをやめようかな?と思いはじめた」
この文章、誰のものなのか。
文章の下に見覚えのある名前が。
「吉田拓郎」
あの頃の拓郎の太鼓判付きなんだから間違いない。疑いの余地がない。
当分俺、これしか聴かねぇよ(笑)
ほんとに 凄い!!
何も言われ無かったら
ビートルズだと思ってしまう。
久しぶりに
いっけさんの楽しげな姿を見れた♪
私も楽しくなったよ(о´∀`о)
緊張しっぱなしの日々というのは、なかなか辛いものがあります。このアルバムは、そこに一石を投じてくれました。
好きなことをガムシャラに、でもクソ真面目にやるということの凄さがこのアルバムには詰まっていて、めちゃくちゃ痛快です。
ガムシャラなんだけどクソ真面目。クソ真面目なんだけどガムシャラ。爆発的にヤンチャなんだけど、驚異的に緻密な完成度の高いことをやってる。この姿勢を10年間貫けたバンドがビートルズなんだと思いまふ。