Monthly Archives: 6月 2016

目隠しをしてご乗車ください

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撲滅したかったら、とりあえず、まずは、「覚醒剤」っていう名前から何とかすべきなんじゃないか?っていつも思う。「覚醒」って本来、良い意味だろう。「覚醒できるのなら…」などと考えて手を出す人がいてもおかしくない。本当に覚醒できるのなら、それはもう完全に奇跡の薬。正露丸どころの話ではない。でも、実際は、覚醒とは真逆のことが起こる。だから、撲滅したかったら、まずは名前から何とかしないと。もっと他にあるだろう。「酩酊剤」とか、「堕落促進剤」とか、「片道切符」とか…。


bootleg 使用ギター紹介②

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『Ⅱ』の「FLOWER」で弾いてるのがこれ。これは「FLOWER」でしか使っていない。

前出のモーリスが木刀を握りしめたゴリラのような女で、私のエピフォン「月下美人」がカッターナイフの刃を左手の人差し指と中指の間に挟んだ昭和のスケバンだとすると、このヤマハは、田舎の田んぼの真ん中にちょこんと座って枯れかけのれんげで冠を編んでいる不細工ながらどこか可憐な女の子のよう…な音がする。

ペグにガタがきてて、チューニングが安定しないので難儀したけど、「FLOWER」には合っていると思って、思い切って使用した。

今日はこれを使って新曲の制作に励んだ。田舎娘のくせに、田舎娘だからか、クイーンみたいなメロディーを閃かせてくれた。

ガタガタだけど生きている。


bootleg 使用ギター紹介①

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『Ⅱ』の「ハングリーマン」で、ドスの効いた音を出しているのがこれ。『Ⅲ』に至っては、3曲ともこれを使ってレコーディングした。

スタジオを利用する色んな人に「ガタガタやな」などと言われて相当鬱憤が溜まっているのだろう。音にイライラしている感じがあって、そこを買って、使用した。

ボディの中で割れたレコードが回っているような音がして、自分のギターじゃないけど、気に入っている。


名画と私

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『COMPASS』のジャケを作っていて、「この構図、どっかで見たことあるぞ」と思っていたら、フェルメールのこの絵だった。

そういえば俺、これ、美術館で本物観たよ。


ライヴ盤『COMPASS』予告

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⬆︎カホンの上に見えない羅針盤が置いてあるーというイメージのジャケ。

現在、先日の園田FUN’Sでのライヴの模様を収録したアルバム『COMPASS』を制作中。完成間近となっている。

タイトルは、ライヴ当日、私が貸してもらったギターの名がヤマハの「COMPASS」であったことと、今の私にとって、「羅針盤」ほど意味のある言葉はないだろうと思って名付けた。

<収録曲>
1.妄想狂冥利
2.ガガーリン
3.未来へ
4.バタフライ
5.M&M
6.孤高

価格は完成後発表。

乞うご期待。


Analog Image Limited

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伊丹の某楽器店。月下美人を3度目の修理に出したついでに試奏。

ギブソンや
ああギブソンや
ギブソンや

最近はもう、楽器屋に行ってもギブソンのギターにしか興味がないのだが、やっぱり素晴らしい。
乾いた木の音。乾いた木を、水を弾くまで磨きあげたノコギリでギコギコ切っているかのような音と振動が身体の芯に触れてくる。自分の中の何かを切っているような感じーと言っても過言ではない。そのくらい、気持ち良い。

そういえば、最近、「bootleg」のレコーディングを通して気付いた事がある。それは、私は本当にアナログな音が好きだということだ。昔から好きだったけど、今度ばかりはガッツリ気付いた。この気付きは今後、音楽をやっていく上で大きい。

「で、あなたにとってアナログとは?」

私にとってアナログとは、つまり、定規を使わずに引く線のことであり、光を反射させずに吸収させようとすることであり、プロが金属バットを使わない理由について考えることであり、商店街にコンビニは要らないと感じることであり、世の中を数字ではなく言葉で捉えていきたいと願うことであり、タバコを「煙草」と書く時に感じる自惚れ感のことであり、「廊下は走らない!」と叫ぶことであり、考え事は散歩をしながらに限るということを知っていることであり、「高速で行く?下道でいく?」と訊かれた際に迷わず「下道」と答えることです。

「…何だかよくわかりませんね」

アナログや
ああアナログや
アナログや