愛をもって苦言を呈す

以前からちょっと気になっていたライヴハウスがあって、出てみようかなと思って調べてみたら…。

<チケット>
前売 ¥1800/当日 ¥2300(D別¥500)

<ノルマ>
10枚

高いよ馬鹿野郎。

お世辞にも「都会」とは言えない場所にある小さな箱でこれはないだろう。

出れない。
呼べない。
演る意味がない。

一般の人はライヴハウスなんて行かない。ライヴハウスに行くのはちょっと特殊な人たち。そのほとんどが同業者、ミュージシャンという悲しい現状。これを打破しようという気概がライヴハウスには無い。

出演者の金を目当てにしているようなライヴハウスは長続きしない。だからもっと一般の人が気軽に立ち寄れるように工夫して、努力して、そのことを出演者の負担軽減に繋げる一方で、出演者に対する店の敷居を少し高くして、出演者のレベルを上げて、気軽に店に立ち寄った一般の人たちに質の高い音楽を提供して驚かせるーという流れを作れないものか。

ミュージシャンが「良い音楽は人を呼べる」と思えていないことの寂しさと、音楽の魔法にやられて音楽やってるはずのミュージシャンが自分の鳴らす音楽については魔法の存在を信じていないという悲しさを受け止めて、叱咤激励、励まして、顎をクイッと持ち上げてやるのもライヴハウスの大事な仕事だと思う。

音楽をやってるのはミュージシャンであってライヴハウスじゃないんだから。


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