あなたが来るのを待っている

普段、あまりライヴハウスに足を運ぶことのない一般の人がたまにライヴハウスに足を運ぶと、何か、いつもとは違う、別の感覚で音楽を見ないといけないと思っているような節があるけど、私は、「それは違う」と声を大にして言いたい。

確かに、ライヴハウスは、「わかる人にはわかる」的な、わからない人にはわからない音楽が幅を利かせてるけど、それについてはもう、わからないのなら「わからん!」でいい。いつもの感覚で、素直に良いと思えるものを良いと思えばいいと思う。

私は、一般の人がいつもの感覚で見て、素直に良いと思ってもらえる音楽をやってるつもりだから、わからないものを無理にわかろうとして、いつもならわかるものをわからなくなられると困るのだ。私は、「わかる人にはわかる」音楽をやってるつもりはないし、ミュージシャンズ・ミュージシャンになるつもりも毛頭ない。一般の人に、「ええ音楽や!」と言ってもらえたらそれが一番嬉しいし、はっきり言って、もし私が音楽で食べていけるようになるとすれば、私をそこまで押し上げてくれるのは同業者ではなく、音楽をやる側ではない、素直な感覚を持った一般の人たちだと思っている。

「わかる人にはわかる」を潰していくのが和田怜士だ。私の音楽を支持することは、ワケのわからんもんに「ワケわからんぞ!」と言うことだ。だから、ライヴハウスに来て、来ることで、応援して欲しい。盛り立てて欲しい。その代わり、今まであなたがあまり耳にしてこなかったロックという音楽の素晴らしさについて、誠心誠意、わかりやすく、繰り返し何度でも、教えてあげるから。


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