顔の穴

ソロでやりだしてからというもの、常に歌詞を考えているような気がするのだが、最近もまた、歌詞を書き直して復活させねばならんのが一曲あるのを思い出して、頭の中が言葉でいっぱいになっている。

歌い出しはすぐに閃いた。

「ゴミはゴミ 優劣はない 例えばお前の歌」

これを重いバラード調のメロディーに乗せてみようと思っている。

昔は、メロディーの雰囲気に言葉を沿わせることしか知らなかった。メロディーがラブソングっぽかったら恋愛の歌詞を書いて、メロディーがパンクっぽかったら怒りの歌詞を書いていた。でも最近は、メロディーの雰囲気に対して言葉の内容をずらすことを覚えた。優しいメロディーに怒りの言葉を乗せたり、怒りのメロディーに悲しい言葉を乗せたりすることで曲に奥行きができて、何度歌っても飽きのこないものが作れるようになった。

ま、人間って、目と鼻と耳と口が繋がっているように、全ての感情もどこかで繋がっているものだから、ずらしているようでずらせてないし、メロディーの雰囲気と言葉の内容が完全に一致していることの方がどこか不自然だとも言えるんだろうけどね。


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