バニー・マツモロ

(写真上)バニーさん。(写真下)流暢な日本語で対談するキース・リチャーズとリアム・ギャラガー。

嫌いなものは嫌いだとはっきり言う代わりに、好きなものは好きだとはっきり言うのが我が性分。

昨日、扇町パラダイスでバニー・マツモロさんのライヴを観てきた。

日本語を大切にした、ポエトリーリーディング的な曲が恐ろしく味わい深い。そして、しわがれた声が救い難く渋く、使っているギターも、ギターのトーンも、私にとって頭に「ド」が付くストライク。ついでに、ルックスもイケてる。私の魂が奥の方で低く唸った。そんな素晴らしいライヴだった。

ライヴの後、楽屋に招いて下さったので、色々と話をさせて頂いたのだが、その中で、不思議な響きのするギターのコードを一つ教わった。新曲は是非、そのコードを軸にして書いてみようと思っている。

私はバニーさんの音楽が好き。なぜ好きなのかというと、バニーさんが音楽人として真摯で信用できるから。なぜ信用できるのかというと、好きなものと嫌いなものがはっきりしていて、それをはっきり言葉や態度に出すし、目先の薄っぺらい好感度みたいなもんのためにくだらない嘘をつくくらいなら誤解されてる方がマシだと言い切れる性分の人だから。

バニーさんと私。やってる音楽は似ても似つかないけど、スピリットは似通っている。


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