ヴォーカリストとして、人間として、「和田怜士」はこの男の存在抜きには語れない。
リアム・ギャラガー大阪公演を観てきた。
オアシス時代の曲が6割、ソロアルバム「AS YOU WERE」からの曲が4割、そこにビーディ・アイ時代の曲を1曲交えたセットリスト。あっという間の1時間20分だった。
声の調子が良くなくてイライラしている様子が窺えた。一曲目の「ロックンロール・スター」で早くも咳き込んでいた。高域が出ない。「フォー・ホワット・イッツ・ワース」や「ワンダーウォール」のサビはオーディエンスの大合唱がフォローして、リアム本人は歌わなかった。でも、それでもやはり、ドスの効いた中域の声が最高だった。キーボードの音のみをバックに歌った「シャンペン・スーパーノヴァ」、会場全体が揺れた「シガレッツ&アルコール」、待ってました!としか言い様のない「ホワットエヴァー」「サム・マイト・セイ」「スーパーソニック」「リヴ・フォーエヴァー」。これでもかと名曲を連発されて完全に捩じ伏せられた。
ライヴ後、立ち寄った居酒屋。隣のテーブルに若いバンドマンが4人いて、そのうちの一人が興奮気味にこんな話をしていた。「B’zのライヴ観に行ったんやけど、稲葉さんの調子が悪くて…でもウルトラソウルで盛り返してた!」
「どうでもええわ!」と言って、ビールをひっかけてやろうかと思った。
坊主じゃなかったんですね(゚o゚;
散髪屋の人に言われました。
「丸坊主って、僕らにしてみれば「処理」なんですよ。腕をふるわずしてお金を頂いてる…そのことを申し訳なく思うんです。」
なるほどなあ…と思って、そういう発想大好きだなあと思って、最近は散髪屋さんのプロ意識に任せてます。
アーティストはアーティストを信じてます(笑)