孤高だもの

ライブ。毎回全力を尽くしている。毎回、頭の中にある言葉は「玉砕」だ。それが伝わってか、最近はコンスタントにお客さんが観に来てくれるようになった。誰かが観に来れなくなった場合には、別の誰かが観に来てくれて、それがまた予想だにしない人だったりなんかして、結果、「目に見えて」という程ではないが、少しずつ、徐々に徐々に増えてきている。安定してきている。

ライブはお客さんがいてこそのライブ。お客さんと一緒に作るもの。お客さんが大勢観に来てくれることで、俄然、俺のパフォーマンスが良くなる。俺がベストなパフォーマンスを披露できたら、お客さんも喜んでくれて、そこにある全ての音がライブ盤に反映される。そうして生まれた素晴らしいライブ盤を一人でも多くの人に聴いてもらう。気に入ってくれた人が曲を覚えてライブを観に来てくれる。その人が観に来てくれたことでさらに俺のパフォーマンスが良くなる…という良い流れ、サイクルが、まだまだ序の口とはいえ見えてきたように思う。いつも何かが回り始めるのを待っていたのだが、微妙に何かが回り始めたのを感じている。このまま自分のやり方、自分のペースで真面目にやっていこうと思う。

回る。と言えばCD。いよいよ『eclipse』『爆弾』『DABADA TV SHOW』の3作がパッケージングの段階に突入した。紙ジャケの質を上げた。厚くなった。大きくなった。CDは不織布カバーに入っていて、レコードのように横から出し入れする。自分の作品についてもやはり「物感」は大切。音の聞こえ方が違ってくる。パッケージングしたものを手に、眺めながら聴いてみた。感無量。

2017年、2018年、2019年。それぞれのベストパフォーマンスが聴けるアルバムを作って、これまでやってきたことを総括して、過去を過去で終わらせることなく形にして引っさげて2020年に突入する。我ながら本当に良い流れだと思う。

まだ来年の抱負を語るには早いけど、来年はどこかのタイミングで、これまでとはちょっと違った表現に挑戦したいと思っている。表現の幅を広げたいと思っている。いつになるか、どんなタイミングになるかはわからないけど、それはライブを観に来てもらえば一目瞭然。すぐにわかると思う。

といって、俺は来年、いつライブをするんだろう。どこでするんだろう。誰とするんだろう。どこで誰とやろうが「和田怜士のライブ」をするだけだけど、あまりにも白紙で予想ができなくて…果報は寝て待て、か?

しかしまあアレだね。コネがないってツライよね。俺、同業者とかには結構嫌われてるからな。「相手にならん」とか「一緒にすな」とかいう気持ちがすぐに態度に出てしまう。仕方ないか。だって、ゴミはゴミだもの(笑)


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