今まで音楽をやってきて、ライブハウスやライブバーからまともな評価を受けた記憶が一度もない。だから、俺の中でライブハウスやライブバーに対する愛情が乏しいのは仕方のないことだと思う。「良いねえ!」口から出任せなのは後の態度を見りゃわかる。良いと思うのならトリで出させろ。あれ?また前座扱い?それもくだらないのが4組も5組も出るイベントの?じゃ、ワンマンやらせろ。え?またあのコネだけで幅利かせてる井の中の蛙どもにやらせるの?ふ〜ん、死ねばいいのに💖
以前、バニーマツモロさんが日本橋の太陽と月で初のワンマンライブをされた。「うちでワンマンやらへん?」と店長に誘われて、「でも僕、客呼べませんから」と断ったところ、「そんなんどうでもええねん。俺が観たいんやから」と店長は言ったらしい。驚いた。本当に素晴らしいと思った。ライブハウスやライブバーを経営するのなら、欠かせない種類の心意気だと思う。自分のことのように感動した。そんな人っておるんや!と。でも、俺はそんな風に言ってもらったことなんてただの一度もない。
曲を作る。良い曲ができたという実感があればあるほど「どうせ誰にもわかりゃしないだろう」と思ってしまう悲しさがある。ステージに上がる時もどこかで「どうせ誰にもわかりゃしないだろう」と思っている自分がいる。いつまでこんな状況が続くんだろう…終わりが見えなくて不安になる。かといって、誰にでもわかるように噛み砕いてやるつもりは毛頭ない。噛み砕こうと思えば噛み砕けるし、噛み砕いたものを提供することもできるけど、ごく稀に噛み砕ける人たちがいるのを知ってるし、その人たちにとっては余計なお世話で、自分で噛み砕いてこその味だろうから、俺としては、噛み砕けない人たちが無理に噛み砕こうとしてまごついている「豚に真珠」を嘲笑って眺めながら、風向きが、季節が変わるのを待とうと思っている。
いじけ切ってしまうことを「腐る」と言う。腐る一歩手前で踏みとどまっている俺にとって、『WHY?』の再生回数が800を超えてきたというのはまさに希望の光だ。下がっていく顎を繰り返し持ち上げてもらっているような気がする。
ありがとう。真珠が腐ってどうする!だね。
なんの根拠もないんだけれど
再生回数800とか
そんなレベルの話じゃない
もっと凄いことが
起こりそうな気がしてる。
見返したい奴らの数が800人くらいで、一緒に何処かへ連れ出してやりたい人達の数が∞00人くらいです。
良い曲を書くことを「祈り」だと思って、奇跡が起こることを信じます。