すべての野郎どもに捧ぐ癒しのアンセム

男という生き物は「男のクセに」という言葉に抗いながら生きている。人に思われたり言われたりしなくても、自分の中に、自分を絶えず監視している女がいて、そいつに「男のクセに」と思われたり言われたりしないように必死に生きている。

でも、人にはどうしても得手不得手というものがあって、不得手とすることを強いられたり、不得手とする環境に放り込まれて予想通り失敗した時には、その時点で既に「男のクセに」なんだから、「だから言ったでしょ?」なんてことを言ってさらに「男のクセに」に見舞われるのが嫌で、黙って歯ぎしりするしかなくて、死にたくなるほど情けない思いをする。

そんな時、自分だけが知っている場所があって、そこで名を呼ぶと現れる女の人がいて、微笑を浮かべながら黙って話を聞いてくれたらどんなに嬉しいだろうと思う。その女の人は、男がなぜそこに来て、自分の名を呼んだのかをよく知っているから、「じゃ、こうすれば?」なんて言葉を投げ掛けるということがいかに的外れなことなのかを心得ている。

唯一、男の中に投げ掛けてもらいたい言葉があるとすれば、それは「許してあげる」だけだと思う。男が「男のクセに」と自分を責めてどうしようもない時、彼を救う魔法の言葉があるとすれば、それは女性からの「許してあげる」だけ。

言わずもがな、これは新曲『SISTER MOONLIGHT』について書いている。我ながら良い曲を作ったと思うし、この曲を自分の為にではなく、女性シンガーの為に作ったという流れも完璧な流れだったように思う。これは女性が歌わねば意味がない。

この曲が俺を含めたすべての野郎どもにとっての癒しのアンセムになればと思う。

思えば、女性シンガーの為に曲を作ったのが初めてのことなら、野郎どもの為に曲を作ったのも初めてのことだ。


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