夢に兄貴が出てきた。
夢の中で俺と兄貴はめちゃくちゃ仲の良い友達だった。
雨が降ってきて、兄貴は外に置きっ放しになっていた物を次々とビニールでできたテントのような小屋の中に避難させていた。
俺はその手際の良さに感心しながら、用事を思い出して少し兄貴から離れた。と、その瞬間、空から猛烈な勢いで渦巻く透明の雷のようなものが落ちてきて、兄貴のいるテントを直撃した。
ゔわあああああああああああああああああ!
うなされて目が覚めた。
目を覚まして、身支度を済ませて家を出て、雨の中、傘をさして職場へ向かう道中、安否確認をするかの如く、兄貴のニューアルバムを爆音で聴いた。
生きていた。