覚醒の瞬間

私は、自分が生まれて初めて、笑いを取りにいった瞬間を、今でもはっきりと覚えている。 それは小学2年の時だった。 担任は「岩本」という、割と厳しい、不細工なオバハンだった。 その日、キノコ頭の私は、かんじれんしゅうちょうを...

言葉嫌い成れの果て

ここにこうやって文章を書き殴って、それから音楽をやって、それからたまにイラストも描いて…我ながらこの野蛮な表現欲には呆れる。 好き嫌いの問題ではなく、私が絶えずやり続けてしまうのは「考えごと」だ。いつも、ひたすら、ああで...

四次元台

それは愛嬌と言える。間違えたっていいじゃないか。ど忘れしたっていいじゃないか。間違えることより、ど忘れすることより、カッコ悪いことがある。 私は、譜面台に置いた歌詞カード及びコード表を見ながら歌うことほどカッコ悪いことは...

初詣

私の神様がおるとされている神社にお参りに行ってきた。 私はただ、「無理なく自然に、実直に、自分らしく生かせてください」とだけ祈った。間違えても、「この祈り、叶えてくれんかったら燃やすぞ」的なことは念じていない。 私は、我...

音源完成

来年を皮切りに、名刺に添えて配布する音源が完成した。 タイトルは『OVERTURE DEMO×3』 ジャケットは数年前に描いた『仮面』を使用。裏ジャケは極めてシンプルながら、ピンク・フロイドの『ザ・ウォール』をちょっぴり...

大杉蓮根

今、私の奥さんがせっせとお正月の料理を拵えてくれている。 たまに包丁を研いでいる。 「うわっ!頭蓋骨を半月切りにしたものが水に浸してある!」と思ったら蓮根だった。