言葉嫌い成れの果て

ここにこうやって文章を書き殴って、それから音楽をやって、それからたまにイラストも描いて…我ながらこの野蛮な表現欲には呆れる。

好き嫌いの問題ではなく、私が絶えずやり続けてしまうのは「考えごと」だ。いつも、ひたすら、ああでもないこうでもないと考えている。もはや楽しいのか楽しくないのかさえわからない。ひょっとしたらひとつも楽しくないのかもしれない。たぶん、ひとつも楽しくない。でも、やめるわけにもいかない。

考えごとは、頭が悪くてもできる。結果はさて置き、過程を噛みしめることは誰にでも…馬鹿でもできる。私クラスの馬鹿ともなると、噛みしめることに重きを置き過ぎて、美味いのか不味いのかといった問題は完全に度外視。結果、味覚が機能しなくなってしまっておる感無きにしも非ず。

味覚が機能しなくなってしまっているというのはつまり、舌の問題。私は文章を書いたり、歌を歌ったり、イラストを描いたりして、ゴミ屋敷と化した頭の中のものを少しでも多く吐き出そうと躍起になっているのだが、皮肉なことに、私が最も苦手としており、生涯の天敵だと見なしているのが『言葉』であることに変わりはない。


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