コマネキ

チラシの片隅で手招きしている。 小招き…コマネキである。 そう言えば昔、大阪の施設で働いていた時、「コマキネ」という名前のおばあさんがいて、「間違えたらアカン」という気持ちが強過ぎて間違えて、「コマネチさん」って呼んじゃ...

ラックンロール旗手

一に練習、二に練習、三枝は文枝で五に練習。 今週は3回スタジオに入る。それでも、計6時間だ。アルファベッツの時には、一回の練習時間が8時間だった。私の、飽きるくらい練習してからでないとステージに上がれない神経は、間違いな...

ドラマチスト旗手

「ロマンチスト」みたいな感じで、人生がドラマチックなものであって欲しいと願う人のことを「ドラマチスト」と呼ぶとすれば、私は完全にドラマチストだと思う。いつも、人生に想定外の神秘的な展開を期待している。でも現実は、小説や映...

路上の聖歌

阪急電車。十三から戻り、塚口で降りると、どこからともなく歌声が聞こえてきて、気付いたら、声の主の前に立ち止まり、「ビートルズ、歌えますか?」と声を掛けている自分がいた。「『サムシング』なら歌えますよ」と答えて、歌ってくれ...

降臨!ブラックナマズ

昨日、私が何故、十三に足を運んだのか。 友人のギターナマズ(写真右)率いる『ブラックナマズ』のライヴを観に行ったのである。 ブラックナマズは、ロックの古典的な名曲を、たまにオリジナルも交えて、「一歩間違えればゴミ」的なパ...

ホルモンロック

彼女いない歴50年の図書館勤めの男に初めて彼女ができて、「十三の呑み屋で夕食でも」ってなことになって、そのブサイク極まる彼女とやらが、入店早々『珍味チ●ポ』を注文したら、男は、「今晩あたりイケるかも♡」などと邪推する余裕...

滑舌極悪

十三駅前の煙草屋で、店のおばちゃんに向かって、ガラス越しに「車海老!」と叫んでいるオヤジがいた。 通りすがり、私は「車海老?」と思った。店のおばちゃんも「車海老…ですか?」と呟いて困惑していた。 よく聞いたら、オヤジは「...

プログレタウン

久しぶりに十三に来た。 居酒屋や風俗店が所狭しと立ち並んでおり、予期せぬ角度から暴漢が飛び出して来て刺されそうな雰囲気。 ふと、十三の居酒屋でタチの悪い酔っ払いの相手をするのと、介護施設で頭のぶっ飛んだ老人の相手をするの...

歌詞『道化師の息子』

君が落としたのは金の斧か? それともこちらのこの銀の斧か? 或いはこの汚れた木の斧か? まさかとは思うが私か? 許し許されはもうたくさんだ 言いたいことを言えばいい 他人に許しを乞う必要なんてない 数を誇るのは子供でもで...