ラックンロール旗手

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一に練習、二に練習、三枝は文枝で五に練習。

今週は3回スタジオに入る。それでも、計6時間だ。アルファベッツの時には、一回の練習時間が8時間だった。私の、飽きるくらい練習してからでないとステージに上がれない神経は、間違いなくアルファベッツ時代に培われたものである。

昨日は、ライヴを想定してセットリストを決め、スタジオのおっちゃんが「うちはアナログやねん」と言って無料で貸してくれた、見たことない機材を使ってレコーディングをした。

おっちゃんが、これまた無料で焼いてくれたCD-Rを持ち帰り、聴いてみると、完璧に演れたつもりが所々ヨレていることに気付いた。でも、随分と良くなってきてはいる。練習すればするほど、曲と声とギターが馴染んできているように思う。あと少し、もう少し引き締めないといけない。今の私の状況は、プロ野球で言うところのキャンプなんだと思った。でも、やってることは、やらんとしていることは、落語に近いと、最近思う。

今日も練習。スタジオの、まるっきり接客業に向かない、人見知りの激し過ぎるおっちゃんが、少しずつ心を開いてきてくれているみたいで、嬉しい。


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