覚醒の瞬間

私は、自分が生まれて初めて、笑いを取りにいった瞬間を、今でもはっきりと覚えている。 それは小学2年の時だった。 担任は「岩本」という、割と厳しい、不細工なオバハンだった。 その日、キノコ頭の私は、かんじれんしゅうちょうを...