防空壕から

年に何度か、訳もなく極端に気の滅入る時がある。どうやら今日がそれらしい。 ただひたすらに一点を見つめて、あぐらをかいて微動だにせず、可能な限り思考回路を停止して、酒を呑む。 地上に巨大な影を落とす爆撃機がゆったりと通り過...

或るカミングアウト

親父が若かりし日に書いた詩が出てきた。 泣きそうになった。 でも、その直後に、「詩を書かせたら俺の方が上だな」と思った。 実は、親父が生きている時から、詩を書かせたら私の方がずっと上だと思っていた。

幸せの黒い塊

今日、奥さんと一緒にブックオフに行った。で、これを見つけてしまった。 モノラルBOXは持ってるけど、このステレオBOXは持ってない。 ビートルズ。 逆らえない。 欲しい。 欲しいけど高い…。 私は遺影を抱えるようにこれを...

終わりなきメロス

明確な目標に対する頑張りは楽と言えば楽である。 例えば夢。これを掴み取るのも、楽と言えば楽である。 一番大変なのは、頑張りを維持し続けることであり、掴み取ったものを保持し続けることである。 我ながら、この考え方、正解だと...

あなたの自然、私の不自然

人の機嫌について過敏な自分を絞め殺したくなる時がある。 怒りは一瞬にして悲しみに変わり…そして、大袈裟な表現をするつもりはないけど、「津波のように自分を呑み込む」のです。 人の機嫌について如何ともし難い日常がある。子供の...

バランスパンク

パンクバンドがしたい。 メロディーなんてクソっ喰らえのパンクバンドがしたい。 「んだらあ!アホんだらあー!」みたいな言葉をただひたすらに喚き散らすだけのパンクバンドがしたい。今まで、長年に渡ってメロディー最優先のバンドを...