ブログ 『女の決闘』より/太宰治 Posted on 2011年4月2日 by reishi / 0件のコメント 人は、念々と動く心の像すべてを真実と見做してはいけません。自分のものでも無い、或る卑しい想念を、自分の生まれつきの本性の如く誤って思い込み、悶々している気弱い人が、ずいぶん多い様子であります。 時々刻々、美醜さまざまの想...
ブログ 照れ隠せ! Posted on 2011年3月31日 by reishi / 0件のコメント 「笑い。これは、強い。文化の果ての、花火である。理想も、思索も、数字も、一切の教養の極地は、所詮、抱腹絶倒の大笑いに終わる。」 これは、『人間失格』のイメージしか無い人には信じ難いかもしれないが、太宰治の言葉である。彼は...
ブログ タルチョ Posted on 2011年3月31日 by reishi / 0件のコメント サイコロ型の箱に入った、500ml入り麦焼酎で、名前を『タルチョ』といいます。関西スーパー価格で、580円です。先日、僅かながら、臨時収入があったので、思い切って買ってみました。 しかしまあ、何て可愛いらしいんだろう。 ...
ブログ 猛毒 Posted on 2011年3月30日 by reishi / 1件のコメント たまに、男が皆、オカマに見える時がある。 たまに、女が皆、金の亡者に見える時がある。 香水が、悪臭を薄めて作られるように、猛毒も、薄めれば良薬となる場合がある。
ブログ 十人十 Posted on 2011年3月30日 by reishi / 1件のコメント ♪十人十色…もはや迷信なんじゃない?今や迷信なんじゃない? これは、私が大昔に書いた曲、『紅い糸〜魚眼レンズの星の住人』の中の一節である。 十人十色…本当に、この言葉を心から信じて生きていけたなら、どんなに楽しいだろうと...
ブログ 小さな奇跡 Posted on 2011年3月29日 by reishi / 0件のコメント 実は随分前から気になっていたのである。 うちの近所に幼稚園があって、その正面に、いつ見ても干からびているドブがあって、そうやって常に干からびているがゆえに、ドブの泥は完全に凝固して、鉄分の関係かなんか知らんが鮮やかな柿色...
ブログ 畏怖と味方論 Posted on 2011年3月29日 by reishi / 0件のコメント 「怖い」というのは、逆に言えば、味方にすれば、これほど頼りになるものもないということだ。 が、いざ味方にしてみると、味方になった瞬間から、どういうわけだかそいつに、以前の強さが全く見受けられなくなる、というのも事実だ。
ブログ 相殺して灯る Posted on 2011年3月28日 by reishi / 0件のコメント 和田一憩は死のう死のうとする。世の中のありとあらゆるものが、自分よりも上にあると信じて疑わないから、生きにくくて生きにくくて仕方がないのだ。 一方、新田茘枝は生きよう生きようとする。世の中に対して、独自の言葉を持っている...