機嫌の浮き沈みを露骨に表現できる人は「卑怯」だと思う。
卑怯ー「下品」なんて、生ぬるいものじゃない。
「罪悪」だと思う。
女々しい男が苦手です。と言って、あからさまにカマっぽいとかそんなんじゃなくて、日頃、やたらと男らしさをアピールしてるわりには、何だかよくわからない清潔感、清涼感に溢れているというか、一体何の為だかわからんが、自分を出し惜しみしている感じがあるというか、生き方に計算高さが目立つというか、人格の向こう側にもう一つの冷めた目があって、ネチネチした女々しさを感じさせる人が苦手です。
そんな人が、男が、あまりに多過ぎるように思う昨今です。
尊敬している人から受ける的確な指摘は、お灸である。
完全なるバカだと思っていた人から不意に受ける反論の余地のない的確な指摘は、鍼である。
いずれ劣らず効く。効き過ぎて、時には数日間に及ぶ倦怠感に見舞われることもあるが、この倦怠感を乗り切りさえすれば、実にわかりやすく自分の成長を感じることができる。
バンドをやっていた頃を思い出して、今さらながら「こうしとけば良かった。ああしとけば良かった」と思うことが二つだけある。
一つは「もう少し頻繁にレコーディングしとけば良かった」で、もう一つは「バラードを書き過ぎた」ということ。
まあ、今にして思えば、バラードを爆音でやるというのが私のスタイルだったのかもしれないが、それにしても、あまりに、ロックンロールらしいロックンロールを書かなさ過ぎたように思う。
介護施設に芸能人が突然面接に来たとして、一番面白いのは誰なのかを考えてみたところ、氷室京介しか浮かばなかった。
「手取り」をやたらと気にする氷室京介は見るに耐えない。
綺麗な謙虚に繋がる自己評価の低さは美徳だと思う。でも、他人の落ち度を探すことからしか自己評価を上げられない人の自己評価の低さは、綺麗な謙虚には到底繋がり得ない下品なものだと思う。
下品な人に共通して言えるのは、プライドが高いということだと思う。自己評価が低くてプライドが高いというアンバランス。たぶん、自己評価の低さをプライドで補おうという魂胆なんだろうけれども、どうせなら、自己評価が高くてプライドがないというアンバランスの方が潔くて良いと思う。
当ブログには、コメントというものがほとんどと言って良いほど入らない。でも、だからと言って、読者がほとんどと言って良いほどおらず、当ブログ自体が完全に私の独り言に終始しておるのかというとそうではない。
ベテラン読者の方々はご存知のように、一時期、当ブログの読者数は1000を越えていた。私が音楽活動から遠退くにつれて読者数は減少の一途を辿ったが、それでもなお、今でもなお、当ブログの読者数が100を割ったことはない。某人気ブログチャートに於いても、当ブログは常になかなかの位置をキープしている。
大丈夫。あなたは何も、読んではいけないものを読んでいるわけではない。あなたの他にも読んでいる人が少なからずいるわけだから、それを信じて、堂々と読めば良い。
当ブログは、田舎の酒屋の片隅に打ち捨てられたように売られているエロ本とかそんなんじゃないんだから。