歌に興味はない

「最近の歌は歌詞を覚えられないし、何を言ってるのかよくわからない」という言葉をよく聞く。

それが事実なら、めちゃくちゃ良い傾向だと思う。

私は、「涙の数だけ強くなれるよ」なんて言葉より、「泣き顔でスマイル。擦り切れてシャイン。踊るならレイン」といった意味不明な言葉の方がずっとグッとくるし救われる。言葉なんて崩してナンボだ。崩さないと一つも面白くならず優しくならないのが言葉で、人間で、人生だと思っている。

だいたい私は、優れた音楽のことを「歌」とは言わない。「曲」と言う。「いい曲だ」と言う。

私がある音楽について「歌」と呼ぶ場合には、そこにかなりの蔑視感があると捉えてもらいたい。私の「いい歌ですねぇ〜」は「取るに足りませんなあ〜」であって、社交辞令以外の何物でもない。

私は曲を聴きたいのであって、歌を聴きたいわけじゃない。


九死に一升を得る

「人間」と「人生」をできる限り大袈裟に捉えようとするのが芸術家なら、「人間」と「人生」をできる限りドライに捉えようとするのが看護師であり、介護士だと思う。

どうやら、ロックンロールは芸術ではないらしい。

助かった。


祝辞

昨年、旧友が結婚した。そして、今年もまた一人、旧友が結婚する。

友人の結婚の知らせってどうしてこう嬉しいんだろう。とびきり良い音楽を聴かせてもらったような感覚がある。だから、祝辞としては、「おめでとう」ではなく、「ありがとう」を贈るべきなのかもしれないな。


自己ケアプラン2015

<2015年に於ける最大の課題>
不良になる。(昨年度の課題を継続)

<長期目標>
・自分の在り方、やり方を貫ける。
・俗世間的な考え方に感化されない。

<短期目標>
・誤解を恐れず発言する。また、発言したことを後悔しない。
・今より遥かに面白かったと思われる子供の頃の自分を思い出す。
・身体を流れる親父の血とバンドマンの魂を忘れない

<目標に対する具体的な対策>
・無いプライドをさらに捨てる。
・曲作りを再開する。
・無目的な散歩の愉しみを極める。
・当ブログの執筆頻度を上げる。
・ロックンロールを聴く。
・煙草を吸う。
・酒を呑む。

<本ケアプランの反省点>
今までと何がどう違うのか。


when i’m sixty-four

やはり、「あっという間」の「あ」の字もない、クソ長い一年だった。

子供の頃から、年の終わりに「あっという間だった」なんて思ったことがない。一度たりともない。クソ長い一年を37回も繰り返してきた。

実質、私はたぶん、64歳くらいだ。音楽の趣味からして、ビートルズが好きだったり、ストーンズが好きだったりして、60代丸出しなんだから。