音楽なんてやりたかない

触れてもらいたくないところに触れてくる奴。暗黙の了解の下、皆がお互いに見ざる聞かざるを決め込んで、それで何とか事なきを得ている生活に、「見えるものは見える!」「聞こえるものは聞こえる!」と大声で言い張って蹴りを食らわせてくる奴。つまり、本当は読めている空気を読めていないフリをして、道化を装いながら真相の解明に命を燃やす厄介な奴。

ロックというのは、そういう奴のことだ。

今さら言うまでもなく、日本人はロックが嫌いだ。間違いない。日本人はロックが嫌い。大嫌い。理由は簡単。自分たちにとって都合の悪い存在だから。だからこそ、私はバンドがしたい。これ見よがしにロックバンドがしたい。

私がしたいのはロックであって、音楽ではない。


棘の人

20131028_113042.jpeg

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのルー・リードが死んだ。享年71ーポールと同じ歳。

日本では山口富士夫が死に、アメリカではルー・リードが死に…存在そのものがパンクといえる、ヤバい色気に溢れた伝説のロッカーが今年になって二人。

ロックンロールからまた一つ、棘が抜け落ちてしまった。


睡眠について

裏庭の虫の音を聞きながら、自分の身体が徐々に水だか土だかになっていくイメージを想い浮かべている内に眠れる時がある。でもその後で、自分が自分として登場する奇怪な夢を二本も三本も立て続けに見てたんじゃ元も子もない。


キ印の男

20131027_183315.jpeg

NU茶屋町のタワーレコードで取ってきた。

遠慮がちに取ったつもりが、家に帰って数えてみると12枚もあった。すんません。

今も昔も、ビートルズは私をキチガイにするらしい…っていうか、昔完全にキチガイにされてから今に至るまで、ただひたすらに悪化の一途を辿っているらしい。


歓喜の頭痛

20131027_110633.jpeg

ポール・マッカートニー…。子供の頃から憧れ続けた神様みたいな人だ…。その神様みたいな人がわずか2週間後、私の目の前に…ホンマか?信じられん…。

嬉し過ぎて手が震える。
嬉し過ぎて膝が笑う。
嬉し過ぎて吐き気がする。
嬉し過ぎて頭が痛い。
朝から身体ガタガタだ。

とりあえず、実際にチケットを手に入れたら、手を合わせよう。


見倣う方向で

僕はたけしに会っても総理大臣に会っても敬語なんか使わへんよ。だって僕はもの作り。僕の方が凄い人間なんやからーと、こんなことを平然と言ってのける人だったのです、私の親父は。

残念ながら私、見倣う方向で。


お前が作れ

たまに、めちゃくちゃカッコつけて車を運転している野郎を見掛ける。見掛ける度に「お前が作った車じゃねえだろう」と思う。

ボロは着てても心は…じゃないが、自分の中にあるものを誇れと思う。