俺の彼女は最高に可愛い。
写真じゃコウモリみたいだが、実際はフクロウみたいな人だ。
音楽なんてやりたかない
触れてもらいたくないところに触れてくる奴。暗黙の了解の下、皆がお互いに見ざる聞かざるを決め込んで、それで何とか事なきを得ている生活に、「見えるものは見える!」「聞こえるものは聞こえる!」と大声で言い張って蹴りを食らわせてくる奴。つまり、本当は読めている空気を読めていないフリをして、道化を装いながら真相の解明に命を燃やす厄介な奴。
ロックというのは、そういう奴のことだ。
今さら言うまでもなく、日本人はロックが嫌いだ。間違いない。日本人はロックが嫌い。大嫌い。理由は簡単。自分たちにとって都合の悪い存在だから。だからこそ、私はバンドがしたい。これ見よがしにロックバンドがしたい。
私がしたいのはロックであって、音楽ではない。
睡眠について
裏庭の虫の音を聞きながら、自分の身体が徐々に水だか土だかになっていくイメージを想い浮かべている内に眠れる時がある。でもその後で、自分が自分として登場する奇怪な夢を二本も三本も立て続けに見てたんじゃ元も子もない。
見倣う方向で
僕はたけしに会っても総理大臣に会っても敬語なんか使わへんよ。だって僕はもの作り。僕の方が凄い人間なんやからーと、こんなことを平然と言ってのける人だったのです、私の親父は。
残念ながら私、見倣う方向で。




