姐御は妖刀使い

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当ブログのベテラン読者の方はよくご存知だと思うが、私は戸川純という人のファンである。あの本格的にアヴァンギャルドな感じが小学生の頃から好きだった。とは言え、ほとんど公言しないから「隠れファン」だ。

今日、ネットでこの写真を見つけた時に思ったのは、もし私がヤクザで、誰か姐御の下で働くとしたら戸川純がいいな、ということであった。

松坂慶子を頭とする松坂組。幹部が何人かいて、その中の一人が純姐で、私は純姐の弟分。一方、隣町には岩下志麻を頭とする岩下組があって、その幹部の高島礼子には香取慎吾(私と生年月日が同じ)が弟分として付き従っており、松坂組と岩下組の抗争はいよいよもってドロ沼の状況を呈しているーというシナリオが頭に浮かんだ。

私は負ける気がしない。なぜなら、戸川純が手にする刀は「妖刀」に違いないからである。


実食!!

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結論から申し上げる。
笑ってしまった。
美味かったのである。

<具体的な感じ>
麺を茹でると麺から豆乳がしみ出てきて、スープも何も入れていないのに湯が真っ白になる。この時点でほんのり香ばしい匂いがしてきて、食欲をそそられる。ここに粉末スープを入れる。このスープ、薫り自体はサッポロ一番みそラーメンのものと大差ないのだが、豆乳と混ざることによって、今まで口にしたことのない、キリンラーメン独自と思われる円やかな味に化ける。また、麺は、麺自体から豆乳の薫りがほのかにする少し太めのしっかりした作りで、総じて、総じて…なんてゆうか、つまり、その…美味かった。

<私なりの感じ>
大人になると、有名店などで本格的なカレーやシチューや焼きそばを食べたことがあるにも関わらず、たまに、小学生の頃給食で食べたカレーやシチューや焼きそばの味が恋しくなることがございます。下手をすれば、「あれが一番美味かったんじゃないか?」と思うことさえございます。キリンラーメンの味はまさにあれです。あの感じの塊です。
「サッポロ一番」や「出前一丁」は子供の頃から馴れ親しんできた味です。その、舌がもげるほど馴れ親しんできたはずの味以上に、初めて食べるキリンラーメンの方が懐かしい感じがするという不思議な感じ。そういった意味に於いて、キリンラーメンはやはり奇怪なラーメンー奇怪麺だと思います。