悪い雨

雨―基本的に嫌いじゃないけど、今日の雨は最低だ。今日の雨は陰湿で取り柄がない。

今日の雨を喜ぶのは、陰湿な人間だけだから、誰が陰湿で誰が陰湿でないのかがよくわかる―という意味では恵みの雨。

夜になったら、この嫌がらせも少しはマシになるだろうから、それまでの我慢。


夢の対話7

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トミー「こんばんは。」

一憩「こんばんは。」

トミー「…?」

一憩「…?」

トミー「あれっ?え?何?」

一憩「え?何が?」

トミー「いや、何かないの?何か。」

一憩「あ、本、リュックか何かなかったんですか?」

トミー「いやいやいやちゃうやん!あれっ?私トミー…。」

一憩「わかってますよ。トミーさん。こんばんは。」

トミー「あ、ひょっとしてそういうこと?」

一憩「そういうことってどういうこと?」

トミー「さようなら。」

一憩「何が?」


夢の対話6

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キース「俺に会いに来たってことはひょっとして、恋にうつつを抜かしてる暇があったらロックンロールにうつつを抜かせ!―みたいな言葉を期待してる?」

一憩「いいえ。だってあなたは、「グレートなバラードを書けない奴にグレートなロックンロールは書けない。」って言ってましたから。」

キース「あはは。その通りだぜ。ブラザー!」

一憩「いや、兄弟ではないです。」

キース「いや、そこはノリで受け流したらええやんブラザー。」

一憩「いや、あの、やっぱり兄弟ではないです。どんだけ歳離れとんねんっちゅう話ですし。」

キース「いや、でも、ブラザー…。」

一憩「いや、だから何回言うたらわかるんですか。兄弟ではないです。人種、全っ然違いますし。」

キース「ブラザー…。」


夢の対話5

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マッカートニー「お手上げかい?」

一憩「はい。」

マッカートニー「お手上げなんだね?」

一憩「はい。完全にお手上げです。」

マッカートニー「じゃ、君はきっと物凄いラヴソングが書けるよ。」


夢の対話4

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たけし「来ると思ってたよ。」

一憩「す、すいません…。」

たけし「で、あんちゃん、おいらに話があんだろ?」

一憩「…。」

たけし「何かおいらに相談があるんだろ?何?」

一憩「あ、あ、あの…」

たけし「うん。何?」

一憩「好きな人が…。」

たけし「好きな人が、何?」

一憩「好きな人に…。」

たけし「好きな人に、何?」

一憩「好きな人は…。」

たけし「なんなんだよ!」

一憩「タ、タモリの好きな人は誰ですか!」

たけし「知らないよ馬鹿野郎!」


夢の対話3

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リアム「YOU、いっちゃえよ。」

一憩「はい?」

リアム「YOU、いっちゃえよ。」

一憩「何でそんなジャニーズみたいなんですか?」

リアム「YOU、いっちゃえばいいじゃん。」

一憩「あ、ちょっと変わった。」

リアム「YOU、いっちゃってるぜ。」

一憩「いや、アンタに言われたかない。」


夢の対話2

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太宰「あのねぇ、君ねぇ、俺に恋愛相談するようになったら終わりだよ。」

一憩「確かに。」

太宰「え?あれっ?」

一憩「でも、ひとつだけうかがってもよろしいでしょうか?」

太宰「何?」

一憩「あなたは「人生は恋と革命のためにある」とおっしゃいましたが、もし、恋が革命そのものだった場合にはどうすればよろしいんでしょうか。」

太宰「一石二鳥じゃねえか。」

一憩「文豪のわりにはえらく表現が単純かつ下品ですね。」

太宰「だ、だってお前、お前は俺のそんな下品なところが好きなんじゃねぇのか?」

一憩「確かに。」

太宰「…あれっ?え?そうなの?死のっかな。」


夢の対話

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レノン「どうだ?逃げ場がねえだろう?」

一憩「はい…。」

レノン「逃げたいか?」

一憩「いいえ。」

レノン「それが恋ってもんだ。」

一憩「あの…勘弁していただけませんか?」

レノン「そんなこと、俺に言われても困るよ。」

一憩「でも、あなたはジョン・レノンなんだから、何でもできるでしょ?」

レノン「あのね、お前知ってる?俺ね、もうだいぶ前に死んでんだ。」


ラヴソングのタイミング

好きなんだもの。しょうがないじゃん。え?頭?うん、完全に腐ってるよ。ふにゃふにゃでグズグズ。でも、しょうがないじゃん。好きなんだもの。

―というわけで明日は、家にこもって新曲を書くことにした。明らかにそういうタイミングなのだ。

きっと、めちゃくちゃ良いメロディが出てくる。